【Solidus】 入れ子構造の商品カテゴリー(taxon)を取得し、Awesome Nested Setのメソッドを使用する

はじめに

Solidusで追加機能実装をする際、商品カテゴリーで採用されている入れ子構造を把握する必要があったため、紹介します。
入れ子構造は、ツリー構造をもとに設計されおり、ツリー(木)やルート(根)、リーフ(葉),ノード(節)などの言葉が出てきます。

到達点

以下の2点を達成します

・solidusの商品カテゴリーで採用されている入れ子構造を理解する

・Gem　Awesome Nested Setで使用できるメソッドを理解する

商品カテゴリーで採用されている入れ子構造

今回、商品カテゴリーは以下の通りです

Category
|--Bags
|--Mugs
|--Clothing
    |--Shirts
    |--T-Shirts

Brand
|--Chanel
|--Vuitton

一つ一つのツリーをSpree::Taxonomyモデルとし、
今回は、Category(taxonomy.id=1)とBrand(taxonomy.id=2)が該当します。
rootとも表現できます。

各ツリーのノードをSpree::Taxonモデルとし、
今回は、Category、Brandを含めそれ以下全てが該当します。

# Awesome Nested Setで使用できるメソッド Soidusでは、Railsのカテゴリを階層で管理してくれるGem　Awesome Nested Set を実装しております。 追加実装で使用したメソッドを紹介します。

root:ツリートップ
 Spree::Taxon.roots
→ Category,Brand を取得


leaf:末端
 Category.leaves
→ Bags,Mugs,Shirts,T-Shirts　を取得　*Clothingは末端ではない


child:直近の子ノード
 Category.children
→ Bags,Mugs,Clothing  を取得        *Shirts,T-Shirtsは孫ノード


parent:直近の親ノード
 Bags.parent
→ Category を取得 

他にも以下のサイトで使用できるメソッドを確認できます。
https://github.com/collectiveidea/awesome_nested_set/wiki/Awesome-nested-set-cheat-sheet

参考文献

SQLアンチパターン
SolidusでECサイトを作る際の方法と考え方