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はじめての Wio Node - 設定からNode-REDで制御まで

Last updated at Posted at 2017-01-20

ちょっと面白そうだったので Wio Node を買ってみました。
Wio Node.jpg Wio Node 02.jpg

0. Wio Node とは

  • ESP8266ベースの小型Wi-Fi開発ボード
  • Plug-n-Play の Grove モジュールをサポート
  • OTA でファームウェア・アップデートが可能
  • RESTful な API を提供
  • IFTTT サポート(Seeed Channel)
  • Android と iOS のアプリがある

3 steps. 5 minutes. Build your own IoT applications! って書いてあるけど、
接続設定でハマったので5分では終わらなかったです。 :confounded:

1. Wio アプリのインストールとアカウント作成

Wio Node の設定を行うには、スマートフォンに Wio アプリをインストールする必要があります。

2017/01/16 現在のバージョンです。

iOS と Android で随分バージョンが違いますね。

Wio アプリをインストールしたら、最初にアカウントを作成します。(説明は省略)

2. Wio Node の設定

2.1. デバイス追加

アプリにログインしたら、最初のデバイスを追加します。
android01.png android02.png
※ これは Android 版です

2.2. 接続する Wi-Fi ネットワークと Wio Node

ここから先は、何故か Android と iOS で設定する順番が異なります。
ここ要注意!!

・Android での設定

Android は Wi-Fi → Wio の順で設定します。
この画面が表示されたら Wio Node の Func ボタンを 4秒間長押しします。
青色LEDがゆっくり点滅したら NEXT ボタンをクリックします。
android03.png

Wi-Fi 一覧が表示されたら Wio Node が接続するネットワークを選びます。
android04.png

次に接続する Wio Node を選びます。
私は、ここで上手く接続できなくて結構ハマりました。
そんなときは、Android 側 の Wi-Fi 設定で Wio Node に接続すると成功しやすくなります。
android05.png

成功すると、このような画面が表示されます。
android06.png android07.png

・iOS での設定

iOS は Wio → Wi-Fi の順で設定します。
この画面が表示されたら Wio Node の Func ボタンを 4秒間長押しします。
青色LEDがゆっくり点滅したら Goto wifi list ボタンをクリックします。
iOS03.png

この画面が表示されたら、iOS 側の Wi-Fi 設定で Wio Node に接続します。
Wio Node に接続後、この画面の OK ボタンをクリックします。
iOS031.png

次に Wio Node が接続するネットワークを選びます。
iOS051.png

成功すると、このような画面が表示されます。
iOS06.png iOS07.png

2.3. Grove モジュール設定とファームウェアの更新

ここも Android と iOS で設定の仕方が少し異なります。

Android は接続するGroveモジュールを PORT0 か PORT1 へ Drag and Drop します。
android08.png android09.png

iOS は PORT0 か PORT1 を選択後、接続する Grove モジュールをタップします。
iOS08.png iOS09.png

接続する Grove モジュールを(最大2つ)設定したら、
Update Firmware ボタン をクリックします。

左が Android、右が iOS
android10.png iOS10.png

3. RESTful API の確認

View API で接続した Grove モジュールの API を確認できます。

左が Android、右が iOS
android12.png iOS12.png

今回は赤外線反射センサを接続したので、
近距離に物があるかどうかを確認してみます。

近くにないとき
android13.png sensor_off.png

近くにあるとき
android14.png sensor_on.png

ちゃんと状態を取得できました!

4. Node-REDで制御する

アプリから確認できたので、次は Node-RED で確認してみます。
Node-RED は Mac で動かしました。
また、node-red-contrib-wio-seeed という便利な packege があったので、それを使用します。

今回は PORT0 と PORT1 に それぞれ Grvoe モジュールを接続して、
それを Node-RED で制御してみました。

構成は以下の通り。
 PORT0: Gesture v1.0
 PORT1: Generic Digital Output (LED Socket Kit v1.3 を接続)

4.1. アクセス・トークンの取得

アクセス・トークンが必要なのですが、全然取得できなくてハマったのでメモしておきます。

  1. Node-RED 上の Connection 設定から取得できなかった。
  2. API Reference の User login でも
    取得できなかった。
  3. API Reference の Login to get the user token からログインしたら取得できた。

取得できたトークンはフローを作成するときに使用します。

4.2. フロー

フローはこんな感じです。
node-red01.png
Connection 設定の Manual Token で先程取得したアクセス・トークンを設定します。
簡単ですが、Gesture センサからの Event(→:1、←:2、↑:3、↓:4、etc.)を
function で 0 or 1 に変換(値を2で割った余りに)して、
LED を ON/OFF してみました。

4.3. 動作確認

上手く動作しました!!
07.gif

お世辞にも反応が早いとは言えませんね。 (^^;

5. まとめ

何といっても価格が安いので(1,000円ちょっと)、手軽に試せそうですね。
ただ、Seeed のサーバー経由になっちゃう? のがちょっとイヤです。
Server Deployment Guide に説明があったけど、サーバーを構築するのはちょっと大変そうです。
でも Arduino 化できるようなので、Arduino にしちゃったら関係ないですね。
今度は Arduino 化した Wio Node で何か作ってみようかなと思ってます。

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