会社の男性用トイレには個室が１つしかないので、
行きたいときに空いていないことが、よくありました。
で、一年程前に Intel Edison Board for Arduino を使ってトイレの空き状況センサを作ったのですが、
その時は電子工作の経験が全くなかったので、適当？！に作りました。
今回は、もっと小さくするために Intel Edison Eaglet ボードで作ってみました。
トイレ空き状況センサ 零号機
これが、一年前に作ったやつです。
簡単にできることを優先した結果がこれです。
機能としては、個室の扉の開閉状態が変化したときに通知するようにしました。
そこそこ上手く出来たので、男性社員のみんなが喜んでくれました！
しかーし...
大きすぎる！！！
何とか小さくしたい！！！
と思い、作り直すことを決意。
スイッチサイエンス版 Eaglet
今回は、スイッチサイエンス版 Eaglet で作ります。
並べてみると 大きさが全然違う！！！
Eaglet ボードには 3.3V の GROVE I2C コネクタが１つあるのですが、
今まで使用していた GROVE 赤外線反射センサは I2C 通信できないので、
I2C 通信できるセンサに変更しました。
I2C 設定
Eaglet ボードの GROVE コネクタは I2C-6 が割り当てられていますが、
デフォルトでは I2C-6 が有効になっていないので、まずは使えるように設定します。
$ echo mode1 > /sys/kernel/debug/gpio_debug/gpio28/current_pinmux
$ echo mode1 > /sys/kernel/debug/gpio_debug/gpio27/current_pinmux
i2cdetect コマンドで接続したセンサが確認できました。
$ i2cdetect -y -r 6
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 a b c d e f
00: -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
10: -- -- -- 13 -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
20: -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
30: -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
40: -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
50: -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
60: -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
70: -- -- -- -- -- -- -- --
FRISKケース
サイズ的に FRISK ケースに入りそうなので、入れてみましたが。。。
ちょっとだけ、はみ出ます (*>ω<)
※ 現在の FRISK は少し大きくなりましたが、これは大きくなる前のものです。
USB Micro-B コネクタが。。。
（分かりにくいけど）GROVE コネクタが。。。
で、当然ですが、穴あけました。
思ったより綺麗にできた！
ぴったり感が、すごくいい！！！
トイレ空き状況センサ 初号機
ついに完成！！！
無駄に大きくて、基板むき出しだったものが、ここまで小さく綺麗にできたので、
ちょっとうれしい。 ヽ(^o^)ノ
おわりに
今回は、プログラムのことを全然書かなかったけど、
どんなものを作ったか簡単に書いておきます。
- node.js で作った
- トイレ個室の扉の開閉状態が変化したときに通知した（Web Push）
- 光センサも搭載しているので、扉が閉まっているときに電気を消されたら通知した（Web Push）
- トイレの空き状況は、Web ページと Chrome 拡張機能で確認できるようにした
苦労した点をあげるならば、node.js で I2C 通信が少し面倒だったことかな。