ラズパイにスモウルビーを動作する環境を構築するまとめ。
ラズパイのことはこちら!
https://www.raspberrypi.org/
スモウルビーのことはこちら!
http://smalruby.jp/
#最初に!
最新のOS(stretch)では動作確認をしてません。というか、rbenvでrubyをビルドしてくじけました、、、
以下のURLから1つ前のOSのインストーラ(jessie)を取得してOS環境を準備してください。
https://downloads.raspberrypi.org/NOOBS/images/NOOBS-2017-07-05/
それと、Raspberry Piは2か3を使用してください。1ではくじけました。
#1.ラズパイを日本向けに設定してください。
すでに設定されている場合は、読み飛ばしてください。
sudo raspi-config
Localisation Optionsから、I1のChange Localeを選択します
ja_JP.UTF-8 UTF-8でスペースキーを押してマークを付けます
エンターキーを押します
ja_JP.UTF-8を選択します
エンターキーを押します
Localisation Optionsから、I2のChange Timezoneを選択します
Asiaでエンターキーを押します
さらにTokyoでエンターキーを押します
お使いのキーボードが、一般的なWindowsPC用のキーボードであれば、
Localisation Optionsから、I3のChange Keybord Layoutを選択します
Generic 105-key(Intl)PCでエンターキーを押します
Japanese - Japanese(OADG109A)でエンターキーを押します
defaultでエンターキーを押します
No compose Keyでエンターキーを押します
X serverの場所は、yesでもnoでも良いです
テンキーがない場合でも同じで大丈夫かと思います。ただし、英語キーボードや特殊なキーボードの場合は、この通りに設定すると、キーボードに刻印されている文字と入力される文字が異なりますので、キーボードの販売店様かメーカー様にお問い合わせいただき、どの設定が良いか、お聞きください。
#2.ラズパイをインターネットに接続できるように準備してください。
#3.ラズパイで、Terminal(ターミナル)画面を作成してください。
#4.OSに含まれるプログラム類を最新にしてください。
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
なお、sudo apt-get dist-upgradeは不要です。
#5.お好みで日本語の入力を設定してください。
一般的にはanthyかmozcという日本語入力メソッドを利用されるようです。既に日本語入力メソッドを設定されている場合は、読み飛ばしてください。
sudo apt-get install fcitx-mozc fonts-ipafont fonts-ipaexfont fonts-takao ttf-kochi-gothic ttf-kochi-mincho fonts-vlgothic fonts-ipafont xfonts-intl-japanese xfonts-intl-japanese-big xfonts-kaname
im-config -n fcitx
一度、再起動してください。
#6.Rubyを構築する環境(rbenv)を構築してください。
スモウルビーはRubyで動作します。
sudo apt-get install -y libsdl1.2-dev libsdl-image1.2-dev libsdl-mixer1.2-dev timidity libsdl-ttf2.0-dev libsdl-sge-dev fonts-horai-umefont fonts-ipafont libsqlite3-dev libssl-dev libreadline6-dev
git clone https://github.com/sstephenson/rbenv.git ~/.rbenv
git clone https://github.com/sstephenson/ruby-build.git ~/.rbenv/plugins/ruby-build
echo 'export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc
echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bashrc
exec $SHELL -l
#7.スモウルビーを実行するための環境(ruby)を構築します。
ここは時間がかかります。
rbenv install 2.3.3
rbenv global 2.3.3
#8.スモウルビーをインストールします。
ここも時間がかかります。
gem install rake
gem install bundle
gem install -r smalruby-editor --no-ri --no-rdoc
#9.動かしてみよう!
以上の操作で最低限のインストールは完了です。ターミナル画面から、
smalruby-editor
と入力するとスモウルビーの画面が表示されます。
ログインするとログイン名のフォルダが/home/piの中に作成され、プログラムがそこに保存されます。ログインしない場合は、フォルダ/home/piの中にプログラムが保存されます。
以下、使いやすいように設定をおすすめします。
#A.デスクトップにショートカットを作成してください。
デスクトップにファイル名smalruby.desktopのテキストファイル(空のファイル)を作成して、マウスの右クリックでTextEditorを選択してください。内容は
[Desktop Entry]
Encoding=UTF-8
Version=1.0
Type=Application
Icon=/home/pi/.rbenv/versions/2.3.3/lib/ruby/gems/2.3.0/gems/smalruby-editor-0.4.2/public/tiny.png
Exec=/home/pi/.rbenv/shims/smalruby-editor
Terminal=false
Name=スモウルビー
Comment=スモウルビー
Categories=Application;Education;Development;
MimeType=application/octet-stream
としてください。
#B.お好みで一度のクリックで動作するように設定してください。
一度のクリックで、動作するように設定される場合は、画面上部から、FileManagerを呼び出して、
edit(編集) -> Preferences(設定) -> ダイアログ画面上の Open files with single click(ファイルをシングルクリックで開くようにする)にチェックを付け、close(閉じる)ボタンをクリックしてください。