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【Git】リベースの使い方と注意点

Last updated at Posted at 2021-09-20

##リベースとは
ブランチの基点となるコミット(親コミット)を、別のコミットに移動すること。
コミットの履歴を一直線にしつつ、他のブランチの変更分を取り込む。

##リベースの使い方
【例】masterブランチにfeatureブランチを取り込みたい場合。

  • 通常のmergeならば
//masterブランチにいる状態でmergeする
$ git merge feature
  • rebaseを使ってからmergeするならば
//まずはfeatureブランチに移動する
$ git checkout feature

//featureブランチにいる状態でrebaseする
$ git rebase master

//ここでmasterブランチに切り替えて
$ git checkout master

//masterブランチにいる状態でmergeする
$ git merge feature

rebaseを行ってからmergeを行うとファストフォワードが起こり、mergeコミットは発生しない。

##リベースでのNG
GitHubにプッシュしたコミットをリベースするのは絶対にNG。

プッシュしたコミットをリベースして、それをまたプッシュしようとすると、プッシュ出来ないようになっている。
$ git push -fで強制的にプッシュすると、Gitの履歴が完全に壊れてしまうので、行ってはいけない。

##マージとリベースの比較

####マージ

  • メリット…コンフリクトが1回しか生じない。
  • デメリット…マージコミットがたくさんあると、履歴が複雑化する。

####リベース

  • メリット…履歴を綺麗に(一直線に)保つことができる。
  • デメリット…コミットそれぞれに、コンフリクトの解消が必要。

####使い分けのコツ
プッシュしていないローカルの変更にはリベースを使い、プッシュした後はマージを使う。
コンフリクトしそうならマージを使う。

またPush前にコミットをきれいに整えたり、コミットメッセージを書き換えたいときには、リベースが使える。
※GitHubにPushしていないコミットはリベースしてはいけない。

##リベースで変更履歴を変更する
###直前のコミットをやり直す
今のステージの状態で、コミットを上書きする。

//コミットしたい内容で、git addを済ませておく
$ git commit --amend
//commitした時のコミットメッセージが立ち上がり、書き直すことができる

###複数のコミットをやり直す

$ git rebase -i コミットiD

//直前3つのコミットをやり直す
$ git rebase -i HEAD~3

###コミットを修正する手順

  1. 上記コマンドを実行し、対話的リベースモードに入る。するとエディタが立ち上がり、pick コミットiD コミットメッセージの情報が指定した件数表示される。
  2. 修正したいコミットのpickという文字をeditと書き直し、コミットエディタを閉じる。
  3. editのコミットの内容を修正できるようになっているので、ローカルでファイルを編集し、git addしたうえで、git commit --amendを実行する。
  4. git rebase --continueコマンドを実行して、リベースを完了する。
    ※この際、pickのコミットはそのままのコミット内容を適用して次へ進む。

###コミットの指定方法

  • HEAD
    最新のコミットのこと。

  • HEAD~
    最新のコミットの親コミットを指定する。

  • HEAD~数字
    HEADを基点にして、数値分の親コミットまで指定する。

  • HEAD^(数字)
    マージした場合の親を指定する。
    数字については同上。




##参考教材

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