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【FreeBSD】Mac Book Pro上のMac OSを完全削除してFreeBSD OSをインストールする

Last updated at Posted at 2019-11-24

はじめに

こんばんは。16インチのMBPは諦めましたが、新しい13インチのMBPを購入したので、旧MBPの環境を全消去してFreeBSD OSを入れようと思います。

なぜFreeBSDをインストールするのか

  • バックアップは全部新MBPに復元したので、もう旧MBPの環境は要らない
  • WindowsもBootCampで新MBPに入れたのでデスクトップPCもしばらく要らない(これはメルカリで処分)
  • 現在、行っているクラウドコンテナホスティングの開発環境が欲しい

主な理由は上三つですが、重要なのは一番下の現在、行っているクラウドコンテナホスティングの開発環境が欲しい です。

こちらはFreeBSD OSかつZFSで構築したファイルシステムが必要なので、開発環境を作るにしても、実はハードルが高い状況となっています(そもそも、FreeBSDで何か作ろうとすると今だとZFSによるファイルシステムの構築はほぼ必須)。

今回は、デュアルブートもせずに完全にFreeBSDの環境にします。
ではいってみましょう。

Mac環境

スクリーンショット 2019-11-24 17.36.58.png

FreeBSD OSをフラッシュメモリに書き込み

https://download.freebsd.org/ftp/releases/amd64/amd64/ISO-IMAGES/12.1/
ここから、各インストールメディアに合ったデータをダウンロードしてください。
今回はフラッシュメモリ用のものをダウンロードしています。

その後は、df -hで接続した外部フラッシュメモリのマウント先を確認してディスクを書き込みます。

% df -h
Filesystem      Size   Used  Avail Capacity iused               ifree %iused  Mounted on
/dev/disk1s1   233Gi  215Gi   16Gi    94% 4207546 9223372036850568261    0%   /
devfs          332Ki  332Ki    0Bi   100%    1150                   0  100%   /dev
/dev/disk1s4   233Gi  2.0Gi   16Gi    12%       2 9223372036854775805    0%   /private/var/vm
map -hosts       0Bi    0Bi    0Bi   100%       0                   0  100%   /net
map auto_home    0Bi    0Bi    0Bi   100%       0                   0  100%   /home
/dev/disk2s2    14Gi   36Mi   14Gi     1%      76          4294967203    0%   /Volumes/名称未設定
% sudo diskutil umountDisk /dev/disk2
% sudo dd if=/Users/himrock922/Downloads/FreeBSD-12.1-RELEASE-amd64-memstick.img of=/dev/disk2

REFIndの導入

https://sourceforge.net/projects/refind/files/0.11.4/refind-bin-0.11.4.zip/download

MacではStartUP Managerというブートローダがデフォルトで導入されています。このブートローダでは、LinuxやUNIXのOSを発見することができず、Mac OS以外の選択をすることができません。
そこで、StartUP Managerとは別のブートローダで起動することが必要となります。

まずは、上記のURLからREFindをインストールしてください。
因みに、現在のMac OSではSIPと呼ばれるセキュリティ機構が存在し、デフォルトの設定ではrEFIndがインストールできない設定となっています。

そこで一旦Mac OS側でSIPの設定を無効にします。
この設定はリカバリーモードでないと実行できないようになっていますので、再起動し、option + rキーでリカバリーモードに入ってターミナルから実行してください。

csrutil disable

その後再起動を行い、MAC OS経由でrEFIndをインストールします。

./Downloads/refind-bin-0.11.4/refind-install 
Not running as root; attempting to elevate privileges via sudo....
Password:
ShimSource is none
Installing rEFInd on OS X....
Installing rEFInd to the partition mounted at /Volumes/ESP
Copied rEFInd binary files

Copying sample configuration file as refind.conf; edit this file to configure
rEFInd.

再度、再起動を実行すると以下のようなブートローダで起動することができます。

IMG_1541.jpg

この後は、普通のFreeBSDのインストールと変わらないので、そのままFreeBSD OSをSSDに書き込んでいきます。

以上でMacが完全にFreeBSDマシンになることができました。

IMG_1542.jpg

ちょっと文字サイズが小さくなってしまっており、おそらくXorgの自動設定でうまくいっていないところがありそうですが、これから調べてちゃんと直していきます汗

参考文献

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