はじめに
こんばんは。16インチのMBPは諦めましたが、新しい13インチのMBPを購入したので、旧MBPの環境を全消去してFreeBSD OSを入れようと思います。
なぜFreeBSDをインストールするのか
- バックアップは全部新MBPに復元したので、もう旧MBPの環境は要らない
- WindowsもBootCampで新MBPに入れたのでデスクトップPCもしばらく要らない(これはメルカリで処分)
- 現在、行っているクラウドコンテナホスティングの開発環境が欲しい
主な理由は上三つですが、重要なのは一番下の現在、行っているクラウドコンテナホスティングの開発環境が欲しい
です。
こちらはFreeBSD OSかつZFSで構築したファイルシステムが必要なので、開発環境を作るにしても、実はハードルが高い状況となっています(そもそも、FreeBSDで何か作ろうとすると今だとZFSによるファイルシステムの構築はほぼ必須)。
今回は、デュアルブートもせずに完全にFreeBSDの環境にします。
ではいってみましょう。
Mac環境
FreeBSD OSをフラッシュメモリに書き込み
https://download.freebsd.org/ftp/releases/amd64/amd64/ISO-IMAGES/12.1/
ここから、各インストールメディアに合ったデータをダウンロードしてください。
今回はフラッシュメモリ用のものをダウンロードしています。
その後は、df -hで接続した外部フラッシュメモリのマウント先を確認してディスクを書き込みます。
% df -h
Filesystem Size Used Avail Capacity iused ifree %iused Mounted on
/dev/disk1s1 233Gi 215Gi 16Gi 94% 4207546 9223372036850568261 0% /
devfs 332Ki 332Ki 0Bi 100% 1150 0 100% /dev
/dev/disk1s4 233Gi 2.0Gi 16Gi 12% 2 9223372036854775805 0% /private/var/vm
map -hosts 0Bi 0Bi 0Bi 100% 0 0 100% /net
map auto_home 0Bi 0Bi 0Bi 100% 0 0 100% /home
/dev/disk2s2 14Gi 36Mi 14Gi 1% 76 4294967203 0% /Volumes/名称未設定
% sudo diskutil umountDisk /dev/disk2
% sudo dd if=/Users/himrock922/Downloads/FreeBSD-12.1-RELEASE-amd64-memstick.img of=/dev/disk2
REFIndの導入
https://sourceforge.net/projects/refind/files/0.11.4/refind-bin-0.11.4.zip/download
MacではStartUP Managerというブートローダがデフォルトで導入されています。このブートローダでは、LinuxやUNIXのOSを発見することができず
、Mac OS以外の選択をすることができません。
そこで、StartUP Managerとは別のブートローダで起動することが必要となります。
まずは、上記のURLからREFindをインストールしてください。
因みに、現在のMac OSではSIPと呼ばれるセキュリティ機構が存在し、デフォルトの設定ではrEFIndがインストールできない設定となっています。
そこで一旦Mac OS側でSIPの設定を無効にします。
この設定はリカバリーモードでないと実行できないようになっていますので、再起動し、option + rキーでリカバリーモードに入ってターミナルから実行してください。
csrutil disable
その後再起動を行い、MAC OS経由でrEFIndをインストールします。
./Downloads/refind-bin-0.11.4/refind-install
Not running as root; attempting to elevate privileges via sudo....
Password:
ShimSource is none
Installing rEFInd on OS X....
Installing rEFInd to the partition mounted at /Volumes/ESP
Copied rEFInd binary files
Copying sample configuration file as refind.conf; edit this file to configure
rEFInd.
再度、再起動を実行すると以下のようなブートローダで起動することができます。
この後は、普通のFreeBSDのインストールと変わらないので、そのままFreeBSD OSをSSDに書き込んでいきます。
以上でMacが完全にFreeBSDマシンになることができました。
ちょっと文字サイズが小さくなってしまっており、おそらくXorgの自動設定でうまくいっていないところがありそうですが、これから調べてちゃんと直していきます汗