#はじめに
Azure をはじめとするクラウドはサービスを利用した分だけ料金を支払う、従量課金制です。
「クラウドを利用したけど、思ったより料金がかかってしまった」
ということはないでしょうか?
そこで今回は、Azure仮想マシンの料金を「料金計算ツール」を利用して大まかに計算してみたので、ご紹介します。
#Azure料金計算ツールとは?
Microsoft社がインターネット上で提供している
Azureの様々なサービス利用料金をまとめて見積もりができるサイトです。
#計算方法
仮想マシン1台を作成する場合の料金見積もりをしてみたいと思います。
構築する仮想マシンの要件
・OSにはLinuxのUbuntuを利用
・テストで利用の為、とにかく低価格のインスタンスタイプを利用
・使用ディスクはHDDで30GBあればよい
・仮想マシンは単体で稼働を想定
・仮想マシンの稼働は平日9:00~17:00 土日は停止(※平日日数は20日間と想定)
上記の要件で、仮想マシンの料金を計算してみます。
①Azure料金計算ツールにアクセスする。
(https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/calculator/)
②「製品」タブの「コンピューティング」から「仮想マシン」を選択。
③ページ下部「見積もり」に「仮想マシン」が追加されているので情報を入力していきます。
仮想マシンの要件に従って、下記項目を入力していきます。
・リージョン:「東日本」
・OS:「Linux」の「Ubuntu」
・レベル:「Standard」
・インスタンス:「A1 v2(1vCPU 2GBのRAM)」
・仮想マシン台数:「1台」
・起動時間:「8時間×20日=160時間」
入力した画面が以下になります。
④Managed Disks、ストレージトランザクション、帯域幅の情報も入力します。
仮想マシンの要件に従って、下記項目を入力していきます。
・Managed Disks:「HDD 32GiB」
・ストレージトランザクション:仮想マシンの利用状況により変動あり、おおよその値を入力
・帯域幅:仮想マシンの利用状況により変動あり、おおよその値を入力
入力した画面が以下になります。
⑤最終価格の確認