はじめに
授業課題でAndroid開発をしたときにRecyclerViewの使い方とかカスタマイズの仕方がよく分からないという人が多く、私もすぐに噛み砕いた説明をすることができなかったので記事にまとめます。
執筆時のツール・SDKのバージョン
Android Studio Flamingo | 2022.2.1 Patch 2
Android 13.0 API 33
AGP 8.0.2
Gradle Version 8.0
RecyclerViewとは?
RecyclerViewは大量のデータセットや、リスト内のアイテムを簡単に作ったり消したりすることができる動的リストを実装するためのクラスです。
実装には、リスト全体を包括するRecyclerView
とリストのレイアウトを変更するLayoutManager
、リストアイテムの見た目や動作を定義するViewHolder
、配列などに格納されているデータをViewHolder
と関連付けるAdapter
の計4つのクラスを利用する必要があります。
アプリに合わせたRecyclerViewを制作するために、開発者はそれぞれのクラスを継承したクラスを作りカスタマイズを行います。
実装手順
RecyclerViewを利用するにあたって必要な手順は以下の通りです。
1. リストの外観を設計(一次元なリストなのか二次元なリストなのか、縦に伸びるリストなのか縦に伸びるリストなのかなど)
2. アイテムのテンプレートとなるViewHolder
を継承したクラスを作り拡張
3. ViewHolder
とデータ配列(ArrayList<E>
のようなList<E>
インターフェースを利用したもの)を結びつけるAdapter
を継承し拡張
4.それぞれ拡張したクラスをRecyclerView
に存在するメソッドを使って紐づけ
最低限、以上の4つは必ず行わなければいけません。
さらにリストをカスタマイズする場合は、RecyclerView
の子クラスとなるLayoutManager
やItemDecoration
を継承したクラスを利用しRecyclerView
に紐づけましょう。
終わりに
ざっくりと
- RecyclerViewとはなんなのか
- 実装にあたりどんな手順を踏む必要があるのか
について書きました。
各手順でどのようにカスタマイズを行っていけばいいのかは次の記事以降に書いていきます。