RDF 1.1 Concepts and Abstract Syntax
RDF 1.1概念および抽象構文
リソース関係
Resource リソース
IRIまたはリテラル
世の中("universe of discourse 議論領域")のすべての物事を示すことができる
Refernt 指示対象
IRIによって識別される資源
以下IRIの指示対象を決定するためのガイドライン
- IRIの範囲はグローバル
- 異なる2つのIRIは、同じ資源を表わすこともある(非唯唯一名仮説)
- この原理に反すると、IRIの衝突が発生する
- 社会的な慣例により、IRIの所有者は、IRIの意図する指示対象が何かを述る
- アプリケーションやユーザは、この意図されている指示を順守する必要はない
- そうしない場合には、他のアプリケーションやユーザとの相互運用性が得られない可能性がある
- IRIの所有者は、何を示すのかを説明した仕様やドキュメントにより、意図する指示対象を定める
- 意図する指示対象を伝えるよい方法は、そのドキュメントを逆参照できるようにIRIを設定すること
- ドキュメントは、示される資源をRDFステートメントで記述したRDFドキュメントであるかもしれない
- (意味定義にRDFドキュメントも有り)
リテラル値
リテラルで示される資源
RDF statement RDFステートメント
RDFトリプルの言明
述語によって示される関係が、主語と目的語により示される資源の間で成立するということを述べる
述語自体はIRIであり、プロパティー、つまり、2項関係と見ることができる資源を表わします。
RDF vocabulary RDF語彙
RDFグラフでの使用を目的としたIRIの集合
RDF source RDF情報源
永続的ではあるが変更可能なRDFグラフの情報源やコンテナ
RDF Document RDF文書
RDFドキュメントは、Turtle、RDFa、JSON-LDやTriGなどの具象RDF構文のRDFグラフまたはRDFデータセットをエンコードしたドキュメント
RDFドキュメントにより、システム間でRDFグラフとRDFデータセットとの交換が可能となる
RDFグラフ
IRI
Unicode文字列
絶対IRIでければならない
URI と IRI の違いについて
URI
- 広範囲のUnicodeを許可
- すべてのIRIがURIだとは限らない
- パーセントエンコーディング(URLエンコーディング)が必要
IRI
- URIを一般化したもの
- すべての絶対URIとIRLはIRI
リテラル
基本構造は 字句形式(Unicode) + [データ型IRI] + [言語タグ]
データ型無し 言語タグ有り → longString型
データ型無し 言語タグ無し → string型
RDF Dataset RDFデータセット
RDFデータセットは、RDFグラフの集合
- RDFグラフである、きっかり1つのデフォルト・グラフ。デフォルト・グラフは、名前がなく、空でありえます(may)。
- 0以上の名前付きグラフ。個々の名前付きグラフは、IRIまたは空白ノード(グラフ名)とRDFグラフで構成される対です。グラフ名は、RDFデータセット内で一意です。
空白ノードは、RDFデータセットのグラフ間で共有できます。