#電源
MAX10には、シングル電源デバイスとデュアル電源デバイスと2種類がある
###シングル電源デバイス
3.3V単電源で使用できる
VCCIOも3.3Vである場合は完全に単電源で使用できる
###デュアル電源デバイス
2.5Vおよび1.2Vの2種類の電源を必要とする
VCCIOが3.3Vの場合は、3種類の電源が必要となる
###VCCIO
VCCIOはMAX3.9Vとなっており、5Vの入力はできない
入力トレラントも無し
#ピンマイグレーション
ピンマイグレーションとは、電源やJTAGなどのファンクションピンが同一のレイアウトになっており、回路の変更をすることなくチップを置き換えることができる機能のこと
E144パッケージの10M04,10M08,10M16,10M25の4種は、ピンマイグレーションとなっており、リソースが不足または過剰となった際に、回路の変更をすることなく置き換え可能である
ただし、E144パッケージはexposed padのサイズが異なっているので注意すること
デバイス・パッケージ情報
リンク切れの場合は、Device Package Information か Package and Thermal Resistance のキーワードで検索して探し出す
#ファンクションピン
###コンフィグ関連ファンクションピン
nCONFIG
nSTATUS
CONF_DONE
CONFIG_SEL
これらのピンはコンフィグ中は専用ピンとして動作し、ユーザーモードに入った後には、ユーザーIOとしても使えるピン。
ただし、ユーザーIOとして使いたい場合でも、コンフィグ中はプルアップまたはプルダウンの処理が必要でユーザー回路から切り離されている必要がある。
###ユーザーモード関連ファンクションピン
DEV_CLRn
DEV_OE
CRC_ERROR
これらのピンはコンフィグが完了し、ユーザーモードへ移行した後に、専用ピンとして機能する。
ユーザーIOとして使用する場合は、他のIOと同じ処理で良い。
#リセットについて
MAX10のLEには同期リセット用のリソースと非同期リセット用のリソースどちらも用意されている。
#シミュレーションについて
ADCコアやUFMコアのシミュレーションを行うとき、
# ** Error: (vsim-3033) ../lib/fiftyfivenm_atoms.v(6979):
Instantiation of 'fiftyfivenm_unvm_encrypted' failed. The design unit was not found.
のようなエラーが出る場合があり、
"fiftyfivenm_unvm_encrypted"モジュールを探して、いろんなディレクトリを全文検索しても見つからずにハマることがある。
C:\intelFPGA_lite\17.1\quartus\eda\sim_lib\mentor\fiftyfivenm_atoms_ncrypt.v
このファイルに暗号化されていて、一緒にコンパイルすればsimが通るようになる。