VagrantでローカルWebアプリ開発 #Vagrant

前提

Mac OSX
「brew cask」インストール済み

VagrantでVMを起動する

1. brewで、virtualboxとvagrantをインストールします。

brew cask install virtualbox
brew cask install vagrant

2. boxを追加する

以下から、開発環境にあったOSを選択して、boxとして追加します。
http://www.vagrantbox.es/

vagrant box add centos70 https://github.com/tommy-muehle/puppet-vagrant-boxes/releases/download/1.1.0/centos-7.0-x86_64.box

3. Vagrantディレクトリの初期化

コマンドを実行したカレントディレクトリに
Vagrantfileが作成されます。

vagrant init centos70

4. VMの起動

手順3で初期化したディレクトリで、VMを起動します。

vagrant up

固定IPを割り振る

1. `Vagrantfile`を編集して、IPを固定化します。

vim Vagrantfile
------
# Create a private network, which allows host-only access to the machine
# using a specific IP.
config.vm.network "private_network", ip: "192.168.33.10"
------

2. 再起動して設定を反映する

vagrant reload

VMにSSHで接続する

vagrant ssh

ファイアウォールを無効化する

CentOS7からデフォルトでonになっているようなので、stopします。

# VM側
sudo systemctl stop firewalld

Webサーバーを起動する

1. httpd24+PHP56をインストールする

# VM側
sudo yum install epel-release
wget http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-7.rpm
sudo rpm -Uvh remi-release-7.rpm
sudo yum install httpd
sudo chkconfig httpd on # 自動起動設定
sudo yum install -y --enablerepo=remi --enablerepo=remi-php56 php php-opcache php-devel php-mbstring php-mcrypt php-mysqlnd php-phpunit-PHPUnit php-pecl-xdebug php-pecl-xhprof

2. httpdを起動する

# VM側
sudo service httpd start

3. Webサイトにアクセスする

以下のURLで、Apacheのテストページにアクセスできると思います。

http://192.168.33.10

ホストとVM間で、ディレクトリ共有

ホストとVMでディレクトリ共有を行うことで、
ホスト側で編集したファイルをVM側のWebサーバーでホスティングさせることができます。

Vagrantの場合、特別な設定は不要です。
vagrant init :box名で初期化したディレクトリが共有ディレクトリになります。

#VM側の共有フォルダ
/vagrant

VM側でドキュメントルートとなる場所にシンボリックリンクを貼れば、VM側でホスティングできます。

vagrant ssh
#VM側
ln -s /vagrant/sampleapp /var/www/sampleapp

ホストOS側の任意のパスを共有したい

vagrantの共有ディレクトリに、ホストOS側のパスに対してシンボリックリンクを貼っても
VM側からホストOS側のパスを参照できないため、リンク切れの状態になります。

そのため、以下の方法でVM側とホスト側で同期を取ります。

1. Vagrantfileに共有設定を追加する

config.vm.synced_folderの第一引数に「ホスト側のパス」、第二引数に「VM側のパス」を指定します。

# ホスト側
vim Vagrantfile
------
config.vm.synced_folder "ホスト側のパス", "/var/www/sampleapp", type: "rsync"
------

2. 再起動する

# ホスト側
vagrant reload

3. 同期自動監視する

自動で同期が行われないため、以下のコマンドで監視します。

# ホスト側
vagrant rsync-auto

Virtual Hostの設定

複数アプリケーションの運用を想定して、vhostの設定を行います。

1. vhostを設定する

# ホスト側
vagrant ssh

# VM側
sudo vi /etc/httpd/conf.d/vhost.conf
------
NameVirtualHost *:80

<VirtualHost *:80>
    DocumentRoot "/var/www/sampleapp"
    ServerName vm.sampleapp.co.jp
    <Directory /var/www/sampleapp>
        Options -Indexes +FollowSymLinks
        AllowOverride All
        Require all granted
    </Directory>
</VirtualHost>
------

2. httpdを再起動する

# VM側
sudo httpd -k restart

hostsを設定して、vhostで起動したアプリにアクセスする

今の状態で、http://vm.sampleapp.co.jpにアクセスしても
ページが見つからずエラーとなります。

hostsを設定することで、vm.sampleapp.co.jpのドメインで
VM側のWebサーバーにアクセスすることができます。

# ホスト側
sudo vim /etc/hosts
------
192.168.33.10     vm.sampleapp.co.jp
------

http://vm.sampleapp.co.jpで、アプリケーションにアクセスできると思います。

VagrantでローカルWebアプリ開発

前提