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Microsoft Build 2024 Labの感想

Last updated at Posted at 2024-05-23

はじめに

MSBuild Day2 も濃密でしたね! Day1にくらべると、スコット・ガスリー率いる多数の具体的技術的なデモもありつつ、とはいえ「あの覇権サービスもAzureと連携!!」といった、あるいみ Strategic な発表も多かったのかなというようにも思います。そのあたりの機微はべつにして、現地参加の特権ということで Microsoft Build の Lab セッションにも参加してみたところ、昨年とは多少、感じが違って興味深かったので、共有いたします。

昨年の振りかえり

おかげさまをもちまして、今年も(二年連続で) Microsoft Build に現地参加させていただくはこびとなりました。昨年は、せっかく現地参加するからにはオンサイト限定の、動画配信されないコンテンツも吸収し持ち帰らねばなるまいといった思いもあり、いくつかのLabに参加したのですが。。。昨年2023年の顛末としては、せっかく3つのLabに参加したものの、そのひとつとして完走することができず、しょんぼりした気分で会場を後にする始末となりました😢。反省というか感想としては、「そもそも45分でLearning要素のあるハンズオンを完走するのは土台無理」「45minで完走が叶ったのならばそれは既知の手順を叩いただけなのでは?」といった思いもありはしました。クチには出しませんでしたが。

What is MSBuild Lab

Lab はいわゆるハンズオン型のセッションで、チューターの指導を受けながら各自がインストラクションに従って課題を突破することを目指します。部屋には下記の写真のように、端末がすでに用意されているので、自前のラップトップを持参する必要はありませんでした。

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「ここから始めましょう」的なボタンをクリックすると Lab 用の仮想環境が起動し、仮想環境内では課題に応じたセットアップが既に済んだ状態になっているので、そこから画面右側に表示されるインストラクションに従って課題を進めていくことになります。仮想環境は閉じれば消えるので、手順をミスって詰まったときは一旦閉じて最初からクリーンにやり直すこともできます。

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わたしは本日 Building Plugins for Copilot for Microsoft 365 のLabに参加しました。上述のとおり環境と骨子は既にできていて、そこからインストラクションに従ってコードを改変し挙動を確認していくようなイメージで、かつ講師の方も非常に丁寧に、取りこぼしのないように進めてくださいました。逆に言えば、勘のいい人間であればon demandでどんどん進んでいけたはずのところを、leave no one behindの精神で進行してくださったともいえるかもしれません。しかし正直なところ、わたしは既に技術的内容をそれなりに理解している分野だったにもかかわらず、変なエラーでつまづいてしまって、時間内に最後まで完遂することができませんでした。

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正直なところを申し上げてしまえば、ハンズオンのセッションで枠が45minというのはいかにも短いです。かりにセッショントピックが既に精通している内容であったとしても、なにかひとつ予想外の躓き(システムのログインパスワードがわからないとか)があればそれだけで完走が怪しくなるくらいの時間設定だと思います。個人的な感想としては、運営側も45minでなにかを持ち帰ってもらおうとは思っておらず、「トライアルして、第一歩を踏み出して欲しい」くらいの姿勢だったんじゃないかなと思います。

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・・・しかし、今年からは違います! オンサイト会場3階の、Room 320 に、「On Demand Lab」という施策が用意されており、ご自身のペースでLabのフォローアップが可能になっています!!

On Demand Lab

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会場 Room 320 では、50席程度の自由席が用意されており、基本ガラガラで、予約不要で自由な席に着席し、システム上で各自の希望する自由なLabセッションを選択して、自習形式で学習を進める、ということが可能となっていました。前述のとおりそもそもLab自体、「45min以内に完遂できるように」という前提が若干、軽んぜられているような印象も個人的には受けたのですが、このあたりはOn Demand Labsで各自フォローアップできるのであれば話は変わってきます。「このセクションは理解してほしいけれどもFYIなのでSkip可」といった、45minのタイムアタック下では扱いに困るようなセクションも、On Demandであれば制限時間を気にせず向き合えるので、じっくりとInstructionを読み、出題意図を慮りながら取り組むことができました。

総括

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Tutor Led の Labセッションは予約困難で、かつ予約が取れたとしても完走はなかなか難しいと思います。ぜひオンサイト会場、Room 320 の On Demand Lab にもご参加いただいて、「Lab行ってみたけど変なエラーでハマって完走できなかったなー。。。しょんぼり」的な苦手意識を払拭していただけたらと思います!! まあ、いうて二回やれば楽勝だと思いますんで!!! よろしくお願いいたします!!!!

おわりに

あっという間に明日は最終日、Day3 です。帰国便の都合上、私からの速報はこれが最後になる見込みですが、QiitaやZenn、各種ニュースサイト等ではMSBuildの新情報が続々と上がってきていますので、皆様ぜひ引き続きウォッチしてみてください!

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