##前文
javaSliver合格のための、暗黙知や経験知に関する記事です。
具体的なアドバイスになりそうな項目は、前半に、若干まとめてありますので、これから受験される方は、そこだけ読めば十分だと思います。
javaSliverを2020年11月取得しましたので、その経緯と経験をまとめたものです。今後Goldを取る予定があるのと、資格の更新があるので、再受験をする自分のために書かれています。文体や内容が整っていない部分もあります。そして、Javaの問題の解き方は、この記事では解説しません。
##概要
項目 | 内容 |
---|---|
テスト種類 | 1Z0-815 JAVA SE 11 Silver |
受験日 | 2020年11月下旬 |
会場 | 横浜テストセンター(ピアソンVUE公認テストセンター) |
受験回数 | 1回 |
開始時間 | 10時00分(平日:横浜テストセンターの営業が平日のみのため) |
成績 | 85% (68/80問)合格ラインは63% |
間違え | 変数・パッケージ・インターフェイス(黒本の5章6章7章8章) |
試験時間 | 3時間(解答2時間:見直し1時間途中退出なし) |
勉強期間 | 4ヶ月(sliverの勉強を始めたのは、11月に入ってから) |
勉強時間 | 約100時間 (11月に入ってから、一日5時間程度、課題制作も同時進行だったので、これよりも少なめだとは思う。) |
教科書 | 黒本 スッキリjava(基礎 実践 サーブレット データベース) 職業訓練校のお手製PDF |
利用したyoutuber | 黒本の作者が教えるやさしくない!?Java |
勉強の方法
黒本を主体として、スッキリjavaを副本として利用。
訓練校のPDFは、授業に沿って作ってあるので非常にわかりやすく、eclips(javaIED)の操作に慣れるのに効果があった。
問題を、理由を記載して解く、答え合わせの際に、理由の間違いを探す。
##具体的行動
3週間前
目標を設定=黒本の総合テストを1問1分の早解きで、90%以上の得点を取る。
黒本の全体を速読。四時間くらい
初総合テスト46%
テストは、googleスプレッドシートを利用して、回答・根拠・解説を管理した
回答の際には、判断根拠を書き、根拠が間違っていれば間違いとする。
悩んだ問題ほど、悩んだ内容も含めて記載する。
知識の修正に役立つため
各章をテスト→答え合わせ
1度目は、丁寧に回答する。
2回目以降は早解き。
完全回答ができた章は、心拍数を上げて、時間をできる限り短くして、知識の反応が弱い部分を探す。
2週間前
全体の傾向として、知らない言葉、知らない概念を無くしてから、知識の修正をしていく。
回答時の根拠を修正する作業が、点数を向上させる上で有効だった。
思い出すのが遅い言葉に関しては、複数の記憶法を適応し記憶強度を上げる。
1週間前
総合テストで、92%だった。
この時点で、配列の操作5章とインスタンスのメッソド6章が弱いことがわかったので、3日間は5章6章を重点的に解いた。
3日前
当日の準備をする。
服装、持ち物、地図、タイムテーブル、当日の食事全て決めておいた。
記憶にも鮮度があるので、問題を早解きし、悩んでしまった問題の解説を確認していく作業。記憶が抜けていたり弱っている部分の補強をする。
##受験当日
予定通りに現地に到着。受付を済ませる。
証明用の写真は、受付横のwebカメラで行われすぐ済んだ。
待合室にロッカーがあり、持ち物を全て預けられた。
ロッカーは、上着が入る高さがあり、ハンガーもあったので厚着していって大丈夫だった。
会場に入る際は、油性ペン2本とホワイトボードの代わりのラミネートされたシートがもらえた。このシートは、削除不可で適当に書くと足りなくなりそうだった。それと、会場にあるティッシュを数枚取って持ち込む事が認められていた。席にチャイムがあり、トイレに行きたい場合など、おそらく対応してもらうことが可能。
トイレに関しては、駅で済ませてきましたが、会場の入り口手前にもトイレはありましたし、受付を済ませた後、準備をする時間があるので、その時間で行く事が可能です。
テストの開始時間も、予定していた時間を早める事が可能でした。
おそらく30分くらいなら早くしてもらう事が可能だと思います。
私の場合は20分くらい早く始めました。
試験終了後は、チャイムを押さずに出てくださいと説明を受けた。
試験会場
17インチくらいのモニターでテストを解いていく、キーボードも利用できる。私はマウスのみで操作した。
椅子の高さ調整ができるので、開始ボタンを押す前に調整しておくと良い。
事前に職員がログインidを入れておいてくれるので、ログインの際は記入は不要。
ログインすると、複数のユーザー名とテストタイトルが表示されるので、自分の名前とテスト名を確認して、選択するとテストが開始できる
テストアプリについて
https://wsr.pearsonvue.com/demo-jp/
でデモを受けておくと安心して受けられる。
問題ごとの転移機能が弱い。
チェックマークをつけた問題にか飛べないため、いきなり最後の問題に行くことなどができない。
チェックマークを、10問ごとにつけておくと、見直しの時楽でした。
##テスト内容
黒本に出てきた問題の亜種が9割強
知識として含まれていない問題が1割弱
といった感じでした。
合格ラインが63%なので、黒本をしっかりやっていれば、十分に合格できると思います。
ラムダ式は2問しか出なかった。
ストリームは登場しませんでした。
コマンドから実行系は、全く知らない言葉が出てきて焦った。
選択肢の中から、明らかに違うの排除して回答した。
構文系の問題は、全てのとこに混じっているのではなく、問題で問われている主題に対して、コンパイルエラーになるを確認する。
主題に全く関係ないコンパイルエラーは、そこまででない印象がある。
回答の選択肢を先に読んで、コンパイルエラーと実行時エラーが含まれているかを確認して、問題文の読み方を変えること。
エラーがあれば、エラーを探す読み方
なければ、問題の主題に関してのみ考える。
複雑な問題に関しては、以下の手順を実施する事で、安定的に解く事ができた。判断がついた時点で処理を終了する
1.メモ帳に選択肢を書く
2.明らかにダメなものを排除する
3.明らかに正解の選択肢にまるをつける
4.印のつかなかったものに対して評価をする。
5.丸をつけたものの根拠を確認する
6.印のないものを再度評価する
7.間違っているものを確認する
8.判断がつかなかったと見做して、正しそうなものを選択する
画面に時間が表示されているので、30分を目処に、1分程度目を閉じて瞑想した。特に試験官に声をかけられることはなかった。
長いテストですし、注意力を問う部分もあるので、適切な休みは必須です。
二時間弱で、全問解き切った。
この時点でチェックをつけた問題が15問くらい
30分かけて、チェックを行った、回答を変更したのは1問だけだった。
正直に言うと、チェックをつけなかった問題の方が間違っていたので、時間を無駄にした感がある。
残りの時間は、最初から問題を確認していった。
これも方針として間違っていたと思う。最後の方が、忍耐力がなくなっているので、見直しをすべきだった。
問題の前半に長文がまとまっていたので、どうしても前半が気になってしまったいたのもある。
見直しは40問目まで実行できた。
時間終了とともに、画面が終了画面に遷移する。
そしてテスト結果がその場で表示された。
おそらくこれは正式なものではないが、テストの回答結果は確認できる。
合格と表示されていたので、その場で叫びそうに成った。危なかった。
###テスト後
部屋を退出し受付にホワイトボードと、ペンを渡す。
再受験の際の割引や案内などを渡される。
ロッカーから荷物を取り出して鍵を返して会場を退出した。
テスト後30分ぐらいで、試験結果を示すメールが届いた。
oracleのメニューから、同様のメッセージが確認できた。
認定バッチの確認ができるようになったのは、1週間後でした。
資格を認定したとのメールが来ました。
##テストに関してまとめ
教科書は、黒本一択で問題ない。スッキリがあると楽
黒本の成績から、本番は、8割〜7割くらいの成績になることを覚悟する。
テスト中は心拍が上がるので、適時休憩を取る。深呼吸するなり、目を閉じて手を組んで瞑想するなど。
テストの持ち込める一番大きいものは、精神力なので、当日に判断をしなくて済むように、準備をしておく。
周りに説明しておくこと、余計な事に関わらないようにする。
##受験の経緯
社会復帰のため、自力でSwiftを勉強したが、アプリを出せるところで至らなかったので、公共職業訓練校で教えてもらうことにした。職業訓練だけでは、就職に不安があるので、プログラム全般で有効らしい、java-Sliverを取り敢えず取りました。
訓練校での学習内容が実務に向いており、浅く広くの内容のため、授業の内容が変わるたびに、教科書を買い足しながら勉強することになった。
訓練内容は、
java
html
CSS
Bootstrap4
Linux(centOS ubuntu)
GIT
servlet
jstl
データベース(MySQL)
SpringFrameWork
と盛りだくさんで、かつ自主制作の期間が2ヶ月半あり、内容としては上記の内容(Springを除く)を3ヶ月で勉強した後に、自主制作の期間に、Sliverの勉強を行った。
##11月に入ってからの状態
通学時間中の電車内で2時間(通学が片道2時間弱あったのでノートパソコンを持ち込んで勉強をしていた)
授業の前半2時間程度黒本の解説があった
残りは自主制作時間だったが、自主制作に当てるのは1時間程度で残りの2時間3時間は、黒本を解いていた。
3週間前10月31日の時点で黒本13章のテスト結果が37点でした。
時間無制限、飲み物+休憩+昼食ありで5時間で解きました。
回答の理由を書きながら、回答して行ったのでかなり時間がかかった印象があります。
特にできなかったのは、
パッケージ
コマンド
型変換
APIの動作
配列・リスト
です。回答理由を確認しながら、答え合わせをしたので、答え合わせに4日位かかりました。
まずは、できなかった章を複数繰り返しました。全部の章をやるのは、後にして、よくわかっていない章を読み返しました。
2週目くらいから、全体を読み始めて各章で2割くらい間違いが出る感じでした。
各無名パッケージが独立していると思っていたり、
nullポインタがsysoutでnullと表示されているの忘れていたり。
配列とリストがうまく区別できていなかったり、
わかっている部分と分かっていない部分の区別を始めたのが難しく成ってきたのこの頃です。
1週間前の段階で目標の正答率90%は達成できたので、弱いところを埋める事にしました。穴埋め作業を3日した後、テストの準備と基礎の練習を繰り返しました。
自主制作のものが明らかに初期の仕様の半分もできそうもなかったので、
大胆な仕様変更をした覚えがあります。
受験当日の話は、上の方に充分書いたので省略します。
##最後に、試験を受けてよかったこと。
試験を受けようとしないと、知ることをない仕様を知る事ができました。
自分の理解がどれだけいい加減なものかわかるので試験を受けるのは、悪い経験ではなかったと思います。
それとjavaSliverは、問題の評判が悪いらしいですが、javaの詳しい仕様を理解させるためには、あの問題である必要があると思います。
なので、問題がわかりずらいのは仕様です。問題に文句を言わずに解く方法を探すこと。