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Cyberduckの操作のみでオブジェクトストレージのStaticWebを使ってWeb公開する

Last updated at Posted at 2016-05-26

オブジェクトストレージのStaticWeb概要

OpenStackのオブジェクトストレージであるSwiftはAmazon S3互換の機能が実装されております。
ストレージとしての機能はもちろん、静的ページや画像、動画などをWeb公開する機能(StaticWeb)も実装されていて、これだけで簡単なWEBサーバーとしてファイルを公開できます。
この機能を使うと認証なしでオブジェクトストレージのファイルを閲覧できるようになります。

StaticWebを使うために必要なのはこれだけ

コンテナに以下の追加ヘッダーを設定することで、該当コンテナ内のファイルについて公開できます。

対象のコンテナ(ディレクトリ)に ’X-Web-Mode: true’ のヘッダーをつける
対象のコンテナ(ディレクトリ)に 'X-Container-Read: .r:*,.rlistings' のヘッダーをつける

※,.rlistings の部分はWEBページからファイルをリスティングする機能を付与します。誰でもファイル一覧が見れてしまうので、不要でしたら削除してください。

公式のswiftコマンドやREST APIでやれば済むのですが、GUIでよく使われるCyberduckだけでできないかなあとやってみたら出来ました。

ちなみにswiftコマンドでの実例は公式ドキュメントをご参照ください。
http://docs.openstack.org/api/openstack-object-storage/1.0/content/Examples_for_static_web-dle4025.html

Cyberduckでの設定方法

今回はGMOアプリクラウド・ConoHaの環境で試します。

  1. Cyberduckで接続できるよう設定をおこないます。設定方法は公式サイトを参照ください。
    http://cloud.gmo.jp/docs/objectstorage/cyberduck/
    https://www.conoha.jp/guide/g-49.html

  2. 対象のコンテナを右クリックし「情報」を選択
    1.png

  3. 「メタデータ」アイコンを選択し、左下の編集アイコンから「Custom Header」をクリックすると追加ヘッダーを入力できるようになるので、以下を設定。

  • X-Web-Mode: true
  • X-Container-Read: .r:*,.rlistings

2.png

  1. コンテナ内にファイルをアップロードし、ブラウザからアクセスすると表示されます。URLはGMOアプリクラウド・ConoHaのコントロールパネルより確認できます。

3.png

以上

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