Power Platformソリューションにおけるアクティブレイヤーとは?
まず、通常時のソリューション運用のイメージを記載します。
テスト環境においてActive(編集可能状態)でソリューションを作成し、本番環境に移行するとカスタマイズ内容はInactive(編集不可能状態)になります。
ここで、移行先環境でソリューションに変更を加えた場合にアクティブレイヤーが作成されます。
例えばフローの名前変更、トリガーやアクションの追加など移行先環境での新たなカスタマイズは全てレイヤーを分けて保存されます。
実際の画面でも、ソリューション > 各コンポーネントのメニュー > 詳細 > ソリューションレイヤーの表示 を選択することで確認できます。
このアクティブレイヤーが存在することで、テスト環境のソリューションをインポートして本番環境をアップデートしても、その内容をアクティブレイヤーがらさに上書できるようになります。
このように、アクティブレイヤーは移行先の独自のカスタマイズを保持しつつソリューションのアップデート内容だけを反映したいようなユースケースに活用することができます。
一方、このアクティブレイヤーが作用してソリューションのアップデートの障害要因になることもあります。その場合の予防策/対処法はこちらを確認してみてください。