この記事は、チャットボットなどで役立つおすすめの生成系APIを紹介しています
はじめに
初めまして、僕は情報系の学部に通う大学4年生でエンジニアを目指しています。
そろそろ開発経験を積みたいなぁとインターン探しをしていたところ、どのインターンも応募条件に開発経験が必須と書いてあり、いや応募できないじゃん!とつっこむ日々を送っています。開発経験を積むために開発経験が必要、、、理系学生あるあるですね笑
そこで、なんでもいいから個人開発をして面接で見せられるものが欲しい!と考えて、とりあえずチャットボットを作成してみよう!と考える学生が多いのではないでしょうか。僕もまずは簡単なチャットボットからはじめようと思い、初めての個人開発に挑戦しました(Reactを勉強中だったので、Next.jsを使いました)。チャットボットに関する記事はたくさん存在しますが、今話題のChatGPTなどを使った記事があまりなく、APIの使用に苦労しました。
そこで、チャットボットなどの対話型のアプリで使える生成系のAPIを比較し、アプリ開発初心者でも簡単に使えるAPIをまとめてみました。初めてのアプリ開発でチャットボットを作成しようとしている方向けの記事なので、とてもシンプルで分かりやすいと思います。
typescriptでの実装を前提としています。それ以外の言語でもAPIの叩き方自体は大きく変わらないと思うので、問題ないと思います。
APIのリスト
今回比較するAPIはこちらです。
- ChatGPT API
- Gemini API
- Talk API
- LINE WORKS API
Gemini APIがおすすめ!
各APIについて使い勝手などを説明しようかとも思いましたが、僕自身あまり使いこなせてないのと需要がないだろうと思うので省略(後述)します。 結局のところGemini APIが圧倒的におすすめです! 以上!!さっそくGemini APIを使ってチャットボットを作成してみてください笑!
Gemini APIがおすすめの理由
一応、なぜGemini APIがおすすめなのか簡単に説明しておきます。
API | 使い勝手 |
---|---|
Gemini API | とにかくオススメ!一部有料ですが、1分あたり15リクエストまでは無料で使えます!チャットボットを作成するには無料版で十分です。Googleが開発しているので精度も十分ですし、何よりコードがシンプルです(これだけで完成です!) |
ChatGPT API | 有料です。1リクエストごとに料金が発生するので、試しにAPIを叩いただけでもお金が取られてしまいます。本格的なサービスを開発するならおすすめですが、ポートフォリオ用のアプリならわざわざ課金をしなくてもいいでしょう。 ChatGPT API Key |
Tak API | 無料ですし、使い方も簡単です。コードを書かなくても、サイト上でどのような返答が返ってくるかのデモを行うこともできます。しかし、自然言語処理によって対話するAIなので回答の精度がイマイチです、、、一問一答はできますが今までの会話を踏まえた回答はできないので、ターン数が増えるほど不自然な会話になります。Talk API |
LINE WORKS API | 無料です。Talk APIよりも精度が高いのでGemini APIの次におすすめです。また、複数種類のAPIがあるため取り扱うリソースによって使い分けができるみたいです。LINE WORKS APIを使う前に、Gemini APIに出会ってしまったので、実際にコードを書いてはいないのですがGemini APIほどシンプルには書けなそうだなと感じました。このサイトがわかりやすかったです。 LINE WORKS API |
僕自身、Gemini API以外に関してはただコピペしていただけであまりきちんと理解していません。ですので、もし他のAPIを使いたい場合には、ドキュメントやわかりやすく解説してくれてる記事があるのでそちらを参照してください笑。
サンプルコード(Typescript)
// Gemini APIに必要なインポート文
import { GoogleGenerativeAI } from "@google/generative-ai";
// Gemini API を実行
const api = 取得したAPI_KEY; //ここには自分で取得したAPI KEYを入れてください
const genAI = new GoogleGenerativeAI(api);
const model = genAI.getGenerativeModel({ model: "gemini-1.5-flash-latest" });
const result = await model.generateContent("送りたいメッセージ");
const response = await result.response;
const text = response.text();
// 返答結果の表示
console.log(text);
たったこれだけです!
最後に
これからチャットボットを開発しようとしている僕みたいな初学者の方に少しでも参考になればうれしいです。これからも一緒に頑張りましょう!