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【WSL2エラー解決】「system.vhd をアタッチできませんでした」「ERROR_FILE_NOT_FOUND」の対処法まとめ

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ある日突然 Windowsのubunts が起動しない…

いつも通り Windowsで Ubuntu を使おうとしたら、こんなエラーに遭遇しました:

ディスク 'C:\Program Files\WSL\system.vhd' を WSL2 にアタッチできませんでした: 指定されたファイルが見つかりません。
エラー コード: Wsl/Service/CreateInstance/CreateVm/MountVhd/HCS/ERROR_FILE_NOT_FOUND
Press any key to continue..

自分は特にアップデートや設定変更をしていないのに、突然このエラーが出るようになりました。

調べたところ、system.vhd ファイルが存在しない、もしくは壊れていることが原因のようです。
この記事ではこの問題の簡単な復旧方法をご紹介します。

環境

OS:Windows 11

状況:Windows で Ubuntu を起動しようとしたときにエラー発生

エラー内容:system.vhd が存在しない旨のエラー

原因

C:\Program Files\WSL\system.vhd という仮想ディスクが何らかの理由で削除または破損してしまい、WSL2 が起動できなくなっている状態です。

解決手順

以下の手順で、system.vhd を復元し、WSL2 を再度正常に動作させることができました.

1. system.vhd が存在しないことを確認

まずは以下のパスにファイルがあるか確認します:

C:\Program Files\WSL\system.vhd

2.公式 GitHub リポジトリから、最新の WSL の .msi インストーラをダウンロード

ページ内の「Releases」から2.4.13を探してダウンロードします。

3. 適当な作業ディレクトリに移動

ダウンロードフォルダにある「wsl.2.4.13.0.x64.msi」を
C:\wslErrorFolder にファイルを移動します。

wslErrorFolderは自分で作成したフォルダです。

4. コマンドプロンプトを起動

次のコマンドで .msi を展開します:

msiexec /a C:\wslErrorFolder\wsl-2.1.5.0.msi /qb TARGETDIR=C:\wslErrorFolder\wsl

TARGETDIRで指定した場所に展開できます。任意の場所で大丈夫です。

5. 展開された中から system.vhd を探す

以下のパスにあるはずです(x64 の場合):
C:\wslErrorFolder(任意のフォルダ)\wsl\PFiles64\WSL\system.vhd

6. system.vhd を元の場所にコピー

最後に、system.vhd を次の場所にコピーします:

copy C:\wslErrorFolder\wsl\PFiles64\WSL\system.vhd "C:\Program Files\WSL\"

7. WSL を起動して動作確認

もう一度 Ubuntu などの WSL を起動して、正常に動作するか確認します

お知らせ
この方法は WSL の完全な再インストールではないので、既存のファイルやフォルダが削除されることはありません。

注意
万が一に備えて、WSL のバックアップはとることをおすすめします。

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