GASを使用してスプレッドシートからGoogle Driveに保存 【Google Apps Script】

はじめに

今回は、表題の通りGoogle Apps Scriptを使用してGoogle spreadsheetsからGoogle DriveにJson形式で保存する方法を紹介したいと思います。
Googleアカウントさえあれば完結するので、興味のある方はぜひやってみてください！

デモ

このように、スプレッドシートの内容がjson形式で保存されていることが確認できます。
(nameについては生成されたダミーデータとなります)

やりかた

ここからは実際にやり方を解説していきます。

1. スプレッドシートからGASの画面を開く

画面上部のメニューから拡張機能→Apps Scriptを選択して、Google Apps Scriptのエディタが表示されたらOKです。

2. コードをコピペ

以下のコードをコピペします。
コードに簡単な解説コメントをつけているので、よければご覧ください。

function getFormattedCurrentTime() {
  const now = new Date();
  const year = now.getFullYear();
  const month = ('0' + (now.getMonth() + 1)).slice(-2);
  const day = ('0' + now.getDate()).slice(-2);
  const hours = ('0' + now.getHours()).slice(-2);
  const minutes = ('0' + now.getMinutes()).slice(-2);

  const formattedTime = `${year}/${month}/${day}_${hours}:${minutes}`;
  return formattedTime;
}

function generateJsonFromSheet() {
  // 現在アクティブなスプレッドシートを取得
  const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSheet();

  // シート名取得
  const sheetName =sheet.getSheetName()

  // データ範囲を取得（ヘッダー行も含む）
  const data = sheet.getDataRange().getValues();

  // 最初の行をヘッダーとして使用
  const headers = data[0];

  // データを配列に変換
  const jsonArray = data.slice(1).map(row =>
    headers.reduce((obj, header, i) => {
      return {
        ...obj,
        [header]: row[i],
      };
    }, {})
  );

  // JSON をフォーマットして出力
  const jsonToString = `${JSON.stringify(jsonArray, null, 2)};`;

  let folder;

  // 指定した名のフォルダを取得、なければ新規作成
  try {
    const folders = DriveApp.getFoldersByName('jsonFromSheet');
      folder = folders.next();
  } catch (error) {
    folder = DriveApp.createFolder('jsonFromSheet');
    Logger.log("Created new folder 'jsonFromSheet'");
  }

  // JSON スクリプトを Google ドライブに保存する例
  const file = folder.createFile(`${getFormattedCurrentTime()}-${sheetName}.txt`, jsonToString, MimeType.PLAIN_TEXT);

  Logger.log(`File created: ${file.getUrl()}`);
}

// スプレッドシート読み込み時に実行される関数を定義
function onOpen() {
  //メニューバーにJSON出力用メニューを追加
  const spreadsheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
  const entries = [{
    name : "JSONでドライブに保存",
    functionName : "generateJsonFromSheet"
  }];
  spreadsheet.addMenu("JSON", entries);
};

⌘+Sで保存できればこの工程は完了です。

3. 実際に動かしてみる

ここまでできたら、下画像のようにJSONというメニューが表示されているはずなので、それをクリックしてみてください。(初回は権限の付与を求められるかもしれません)

"スクリプトが完了しました"とでたら、ドライブにjsonFromSheetというフォルダと、中に日時-シート名.txtのファイルが生成されていると思います。

おわりに

お読みいただきありがとうございました！
ちょっとした効率化をするならやはりGASは強いですね。。。