#Vault 0.2 とは
Vault 0.2は、2015/07/14にリリースされたばかりの
非常に新しい機密情報管理ツールです。
思ったより長くなってしまったので2つに分けました。
以前の記事はこちらから→入社一年目の新人とHashicorp社のVaultを学ぶ。チュートリアル編①
以下続きです。
#Step 6: Read and Write Secrets (Step 5がなぜか無い・・)
Vaultの準備ができました。
これでデフォルトであるマウント済みのシークレットバックエンドで、
機密情報を読み込んだり、書き込んだりできます。
Vaultに書き込まれた機密情報は暗号化され、バックエンドのストレージに書き込まれます。
バックエンドのストレージメカニズムは、複合化された値を見ることはなく、
Vault抜きで複合化する手段も持っていません。
書き込むコマンド:
vault write secret/hello value=world
実行結果
Success! Data written to: secret/hello
読み込むコマンド:
vault read secret/hello
実行結果
Key Value
lease_id secret/hello/*********
lease_duration 2592000
lease_renewable false
value world
lease というのが非常に気になる。
lease が切れると値が無効になるのだろうか・・
#Step 7: Seal your Vault
これもまたVaultを閉じるAPIです。
これは現在の暗号キーを捨てることにより、データの復旧には、もう一度複合プロセスが必要になります。
Sealing はルート権限と1つの演算子しか必要としません。
これにより、侵入が感知された際、Vaultデータを簡単にロックし、ダメージを最少にとどめることができます。
データのアクセスには、マスターキーの破片が必要不可欠です。
vaultを閉じるコマンド:
vault seal
実行結果:
vault is now sealed
無事封印できたようです。
#Last Step: You're finished
fu
コマンドでフルスクリーン表示できます。
Vault CLIは HTTP APIを利用します。
これでvaultへのフルアクセスができます。
Vaultのすべての機能はAPIを通してコントロールすることができます。
次はintro guideを読むと良いでしょう。
より多くの情報(ユースケース、サンプル等)を提供しています。
お疲れ様でした。
さすがにチュートリアルだけあって、
はまるところはなかったかと思います。
次はIntroduction to Vault ですかね?