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10万円台のプログラミングスクールに通った話

Last updated at Posted at 2024-08-01

なぜこのプログラミングスクールに通ったのか

 フルリモートの仕事に応募したくて、技術力をつけたかった。支部が家から近かったので通った。支部の社員と話をすると「私は以前、フリーランスをやっていて実務経験があります」「ここに通えば簡単にフルリモートの仕事ができますよ」と答えたので期待してしまった。

講師の質

 プログラミングを教えるのは自分が通う支部の社員ではなく、県外の支部の社員が講義をしているのを配信で見るという形だったので面食らった。この講師はここのスクール卒業生で不安になった。
 なのでIT関係の企業で働いた話やフリーランスで稼いだ話などがないので、プログラミングで収入を得ることに関して何を言っても言葉が上滑りしているように思えた。自分が通う支部の社員はフリーランスでの実務経験があるので、聞けば的確なアドバイスがもらえた。

授業内容

 教材を用意していないので、講師がスクールに関係ない企業のHPやプログラミング関係のサイトをひたすら音読しているだけだった。どこかのサービスにアカウントを作ってちょっと触って終わりの繰り返しで技術が身に付かなかった。
 ChatGPTで簡単なアプリを作る授業に時間をかけていたが、授業が進めば進むほど、生徒の作ったものの画面構成がバラバラで、機能を追加するとインデントエラーが出たりで全体的に上手くいっていない印象だった。Slackの生徒たちのコメントを見ていると完成させられてない人が大半に思えた。自分も完成させることができなかった。

卒業制作

 全体的に生徒数が少なかったので、Slackで県外の人とチームを組んでアプリを作らなければならなかった。過去の講座だと受講生が多かったので支部内で話し合って作っていた。
 今までやってきた授業が講師の音読を聞くことばかりで、生徒はあまり手を動かしていない割には、提出物に求められる基準が高いので、無茶苦茶だと思った。
 テーマ決めで印象深かったのが、チームで出た案を講師に話した時、
 「あなたたちが言ってるような、検索すれば出てくるようなサービスやアプリに対して、顧客はお金を出しますか?」
 といったダメ出しだった。「それはそうだな」と思う反面、これまでやってきた授業のレベルで独自のアプリを作るのは無理だろう、と思い、辞めようかと思ったが、運良くも他のチームメンバーの案が講師に通ったので辞めずに済んだ。
 他のチームメンバーが有能で自分の出る幕はないな、と思ったが、彼がアプリの大枠を作ったはいいものの、どのダブをクリックしても同じ情報が出てくるといったエラーが解決せず、制作を投げたので自分がChatGPTで「クリックしたダブの情報を個別に出てくるようにしろ」と命令して修正した。
 このチームメンバーが最後までアプリを完成させたら自分は役立たずであっただろう。

感想

 控えめに言って10万円台の価値はなかった。月1000円台で受けられるオンラインのプログラミングスクールがあると後で知った。たとえばN予備校なら、色んな言語の授業が見放題で月1000円なわけで、就職のサポートがない10万円台のスクールに通う意味などなかった。

学んだこと

 授業内で「わからないなら検索しろ」というワードが頻発したが、基礎的なプログラミングの知識がないと検索するワードが出てこない。
 ChatGPTは魔法のツールなどではなく、プログラミングの基礎知識があって補助的に使えば有効なツールなのであり、プログラミングを知らない者がChatGPTを使ってアプリを作っても、なぜエラーになるのか意味がわからなかったり、修正しようにもChatGPTにどう尋ねたらいいのかわからないといったことがおこり、そしてChatGPTの出した答えの意味がわからない状態になる。
 したがって、勉強に近道などなく、地道な参考書の読書や、コードの写経といった積み重ねを行った後でやっとChaTGPTを有効活用できるのだと思う。

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