はじめに
2024/06/22 に開催された Developers Boost 2024 へ参加した。このカンファレンスは30歳以下(U30)の若手エンジニア向けのカンファレンスということもあり、講演内容自体も難しすぎることはなくエンジニア2年目の私にとって共感できることや学びになることがたくさんある有意義なカンファレンスだったと感じる。そんな中で私自身が最も印象的だった講演を紹介したいと思う。
印象的だった講演
私が最も印象的だったのは、イ ジユル[出前館]さんの「新卒1年目の自分に伝えたかった ~エンジニア成長に役に立つ話~」という講演である。本講演ではエンジニアに必要なスキルの内、「論理的思考」にフォーカスしたお話をされていた。
私はそもそも「論理的思考」はできる人間だと自負している。ただ「論理的思考」がなぜ重要なのか、なぜエンジニアにとって重要なスキルなのか、という考え方はしたことがなかった。そして、そもそも「論理的な思考」とは?という問いに対しても面と向かって考えたこともなかった。そういう意味でも本公演によって「論理的な思考」について深く考え意識することができたことはかなりの学びになったと思う。以下に私なりのインプットを記載する。
論理的思考とは
「結論とそれを支える理由・根拠を明確に繋げて考えること」
論理的思考がなぜ重要なのか
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要件定義において価値のある要件を見極めなければいけないから
- なぜ作るか?目的に沿った理由や根拠が重要
- 自動化の効果がないプロセスのシステム化は必要ない
- AsIsのプロセスはなぜ生まれたか
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プロジェクトマネジメントにおいて、多くのステークホルダーにプロジェクトやシステムの説明や意図をうまく伝えなければいけないから
論理的思考を鍛える手法
- 論理的に考える習慣をつける
- 話が上手な人の真似をする
- 思考を書きだすようにする
- 伝えることに意識する
以上が私なりの本公演のインプットである。現在私は新規プロジェクトの要件定義に携わっているが、ユーザーは、あれやりたいこんな機能もあったらいい、などたくさんの意見を出してくる(もちろん良い意味で)。そんな「やりたいファースト」の議論の中で、「やるべきファースト」で要件を見極めるために、論理的思考が重要なのだと感じた。また、私は将来的にはPM, PdM になりたいと思っており、そのためのスキルとして論理的思考がかなり重要なことも理解したので、今回得られたインプットをもとに論理的思考を鍛えていこうと思う。まずは1つ、話を聞くとき・伝えるときに論理的思考を意識する、ということをマストでおこなっていくことをここに宣言しておく。
さいごに
今年のデブストのテーマは、「Be a changer, Be a challenger」ということで、どの講演も私にとって刺激になったし変化・挑戦のきっかけになったと感じる。本カンファレンスでもらった刺激を燃料として私自身のエンジニアとしての歩み・挑戦・学びをブーストさせていこうと思う。