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OSM日本の地物量推移(2007-2022)-1 advertising

今回は地物のカテゴリ別というか大き目のメインキーごとにいくつか見てみたいと思います。まずは手頃なボリュームのadvertising(屋外広告)キーから。
なお、ベースデータの取得には前回よりohsome dashboardを利用させて頂いています。

推移



元データ

分布


Overpass turbo より (c)OpenStreetMap contributors

雑感あれこれ

OSMWikiの履歴などから、advertisingタグが承認されたのは2015年頃のようです。日本では2016年頃からマッピングされ始めていますが、数としてはマニアックな領域です(笑)。マイクロマッピングのひとつといえるでしょうか。当初はbillboard(道路沿いなどにある大きめの看板)がメインで、2021年からはboard(街中などにある小さめの看板や掲示板など)がいちばん多くマッピングされるようになっています。
屋外広告は邪魔物扱いされることも多いとはいえ、郊外など人工的な地物の少ない場所では貴重なランドマークになることもあります。
現在はレンダリング対象としているのはOSM2Worldくらいのようですが、件数が増えると対象とするレンダラーも増えると思います。以下、近所をマッピングし尽くした感のある方は心当たりがあれば試してみてはいかがですか。

1位:board(小さめの主に歩行者向け看板)


日本ではこのところ数が伸びているようです。観光案内板と似ていますが、住民向けのお知らせや注意喚起の掲示板/看板は観光用途ではないことが多く、行政による広告と考えれば町内会の掲示板や避難場所の案内板などはこちらのほうが適しているように思いますがいかがでしょうか。

2位:billboard(大きめの主に車両向け看板)


運転中のマッピングは止めましょう。

3位:sign(広告サイン)


社名とか商品名とか書かれているヤツ。

4位:totem(トーテム広告)


ガソリンスタンドにあるヤツ。

5位:column(円柱広告塔)


オサレな街角にたまにある気が。

6位:screen(広告スクリーン)


デジタルなものは増えてきました。

7位:poster_box(ポスター掲示ボックス、ロリポップ)


こんなバス停、時々見かけます。

8位:flag(のぼり旗)


ライフサイクルが短そうでちょっと意欲が。。

9位:sculpture(彫刻、オブジェクト)


店舗の壁面や屋上にキングコングや自動車が乗っかっていることがあります。大阪ならカニとかでしょうか。件数こそ最下位ですが見かけたらマッピングしたい気にさせられます。

Happy Mapping!

画像の出典:wiki.openstreetmap.org/wiki/JA:Key:advertising

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