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【Nuxt.js】ポケモンで学ぶGraphQL

Last updated at Posted at 2021-03-17

GraphQL Pokemonを使ってGraphQLを学んでいきます。

GraphQLって?

GraphQLはFacebookがリリースした、Web API用のクエリ言語です。

REST APIと比べ
・エンドポイント(/user、/post/:id、等)が一つで済む
・クライアント側で取得するデータを選択できる
・リクエスト・レスポンスの型の定義ができる
などのメリットがある。

試しにGraphQLを使ってみよう

GraphQL Pokemonコンソールからデータを取得するためにクエリを送信します。

GraphQLには三種類のクエリが存在する
・query(データ取得) GET
・mutation(データ更新) POST/PUT/DELETE...etc
・subscription(サーバーサイドからのイベント通知) Websocket

例えばピカチュウの名前を取得するならqueryを使用します。

クエリ
query {
  pokemon(name: "pikachu") {
    name
  }
}

このクエリをGraphQL Pokemonコンソールにコピペして[▶]を押すと・・・

demo

このような画面になったでしょうか。

右側にはクエリに対するレスポンスが表示され、ピカチュウの名前だけ取得できていることがわかります。



では、GraphQLをプロジェクトに組み込んでみます。

Nuxtプロジェクト作成

個人的な理由でNuxt.jsでGraphQLを使っていきます。

ターミナル
$ npx create-nuxt-app poke-gql

create-nuxt-app v3.4.0
✨  Generating Nuxt.js project in poke-gql
? Project name: poke-gql
? Programming language: JavaScript
? Package manager: Yarn
? UI framework: None
? Nuxt.js modules: (Press <space> to select, <a> to toggle all, <i> to invert se
lection)
? Linting tools: ESLint, Prettier
? Testing framework: None
? Rendering mode: Single Page App
? Deployment target: Server (Node.js hosting)
? Development tools: (Press <space> to select, <a> to toggle all, <i> to invert 
selection)
? Continuous integration: None
? Version control system: Git

Apollo Client

クライアントサイドでGraphQLを使用するためにApollo Clientというライブラリが必要です。

Nuxt.jsにはApollo Clientをもっと使いやすくした@nuxtjs/apolloというモジュールがあるのでこちらをインストールします。

ターミナル
$ yarn add @nuxtjs/apollo

イントスールが終わったらnuxt.config.jsに設定を追加します。

"~/plugins/apollo-auth.js"にclientOptionsの定義を記述します。
手動で作成しましょう。

nuxt.config.js
modules: ['@nuxtjs/apollo'],
  apollo: {
    clientConfigs: {
      default: '~/plugins/apollo-auth.js',
    },
  },

// コピペ用
touch plugins/apollo-auth.js

~/plugins/apollo-auth.js
export default () => {
  return {
    httpEndpoint: 'https://graphql-pokemon2.vercel.app/',
  }
}

httpEndpoint: 'https://graphql-pokemon2.vercel.app/'
このURLはGraphQL PokemonコンソールのURLです。

クエリを記述する

クエリは~/apollo/queries/getPokemons.gql内に記述します。

mkdir apollo
mkdir apollo/queries
touch apollo/queries/getPokemons.gql

~/apollo/queries/getPokemons.gql
query GetPokes{
  pokemons(first: 151){
    number
    image
  }
}

queryの隣のGetPokesとは何でしょうか?
クエリにはOperation typeOperation nameを指定できます。

  • Operation type
  • 実行する操作の種類を示す(query、mutation、subscription)
  • 基本必須です。
  • Operation name
  • そのクエリが実行する操作を明示する名前
  • 任意ですが、デバッグやサーバーサイドでのログ収集に便利な為使用が推奨されています。

今回のクエリはpokemonからpokemonsに変わっています。
パラメータもnameからfirstに変わり数値を受け取るようになっています。

どのクエリが使用できるかはGraphiQLの画面右側の**Doc(Documentation Explorer)**から確認できます。

スクリーンショット 2021-03-17 4.56.00.png

スクリーンショット 2021-03-17 4.57.04.png

スクリーンショット 2021-03-17 5.12.18.png


このようなフィールドと、対応した型を入れてくださいね〜といった仕様の記述のことをスキーマと言います。

スキーマ
GraphQL APIの仕様の定義
この定義に従ってクエリを実行することでデータを取得できる


では、レスポンスをテンプレートに表示させましょう。

index.js
<template>
  <div>
    <div v-for="poke in pokemons" :key="poke.id">
      {{ poke.number }}
      <img width="100" height="100" :src="poke.image" />
    </div>
  </div>
</template>

<script>
import getPokes from '~/apollo/queries/getPokemons.gql' // ・・・①

export default {
  data() {
    return {
      pokemons: [], // ・・・③
    }
  },
  apollo: {
    pokemons: {
      query: getPokes, // ・・・②
    },
  },
}
</script>

①・・・記述したクエリをインポートします
②・・・apolloオブジェクトを追加し、その中にプロパティを定義
③・・・dataプロパティに初期値をセットします。初期値の定義はクエリのフィールドと一致している必要があります。


さて、今回のクエリは指定した数のポケモンと、その数分のポケモンのデータを取得するものです。
データにはnumberとimageを指定しました。

表示を確認します。

スクリーンショット 2021-03-17 5.54.20.png

ポケモン達が表示されています!

みんなもポケモンゲットだぜ!!!

おまけ

変数を使用する

apolloオブジェクト内のvariablesプロパティでクエリに変数を渡せます。

apollo: {
    pokemons: {
      query: getPokes,
      variables: {
        num: 1,
      },
    },
  },
~/apollo/queries/getPokemons.gql
query GetPokes($num: Int!){
  pokemons(first: $num){
    number
    image
  }
}

変数をリアクティブにする

variablesを関数にすることでリアクティブになる

apollo: {
    pokemons: {
      query: getPokes,
      variables() {
        return {
          num: this.num,
        }
      },
    },
  },

demo


this.$apollo

今までapolloオブジェクトでapollo-clientインスタンスにアクセスしていました。
この方法をSmart Queryと言います。

今度はthis.$apolloを使用してapollo-clientインスタンスにアクセスしてみます。

async created() {
    this.pokemons = await this.$apollo.query({
      query: getPokes2,
      variables: {
        num: this.num,
      },
    })
  },

this.$apollo.queryはPromiseを返します


ローディング

this.$apollo.loadingでローディングを検知できます。

<div v-if="$apollo.loading">ちょっと まってね</div>

demo

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