FlutterでAndroidXへのマイグレーションを行う際、いくつかハマってしまったポイントがあったため、それについてざっとまとめていきたいと思います。
基本的にはAndroid StudioのRefactor機能で自動的に行う
基本的には公式サイトにもある通り、Android StudioのRefactor機能を利用して自動的に行うことが推奨されています。
AndroidX compatibility - Flutter
Android StudioでFlutterプロジェクトを開き、プロジェクトフォルダを右クリックし、
「Flutter」 -> 「Open Android module in Android Studio」
でAndroid側のプロジェクトを開いたのち、
メニューバーの
「Refactor」 -> 「Migrate to AndroidX」
でマイグレーションを行ってください。
※「Open Android module in Android Studio」が出てこない場合もあるため、その際はプロジェクトフォルダ配下にある「android」フォルダをAndroid Studioで直接開いてください。
pubspec.yamlに定義されているパッケージのバージョンが古くないか確認
マイグレーション後、ビルドがうまくいかない場合、pubspec.yamlに定義されているパッケージのバージョンが古くないか見直してみてください。
パッケージのバージョンが古いと、そのパッケージがAndroidXに対応していない可能性があります。
パッケージのバージョンを最新にしてからビルドし直してください。
それでもうまくいかない場合
pubspec.yamlに定義されたパッケージは、
flutter/.pub-cache/hosted/pub.dartlang.org
にキャッシュされています。
その中にあるパッケージのbuild.gradleを手動で書き換えて修正を試みてください。
(環境依存になってしまうので、あまりやりたくない手段ではあります。。)