現象
自分のMacBook AirのOSをmacOS Catalinaにアップデートしたら、なぜか急にFlutterが使えなくなってしまった。
具体的には、Android Studio 3.5でFlutterのプロジェクトを開こうとしたりすると、「Dartが悪質なソフトウェアかどうかをAppleでは確認できないため、このソフトウェアは開けません。このソフトウェアはアップデートが必要です。詳しくは開発元にお問い合わせ下さい。」という警告が出てくるようになってしまった。
また、flutter doctor
コマンドを使おうとしたところ、上記の警告とともに、変なエラーが出て実行できなくなってしまった。。
% flutter doctor
/Users/Hitoshi/flutter/bin/flutter: line 183: 4447 Killed: 9 "$DART" --packages="$FLUTTER_TOOLS_DIR/.packages" $FLUTTER_TOOL_ARGS "$SNAPSHOT_PATH" "$@"
解決策
ターミナルにて、以下のコマンドを実行すればOK。
sudo spctl --master-disable
ダウンロードしたすべてのアプリケーションを許可してくれるようになるようです。
ところが
再度Android Studio 3.5でFlutterのプロジェクトを開こうとしたところ、また別の警告が発生。

プロジェクトを開くたびに出てくるようなので、鬱陶しくて仕方ありません。。
解決策2
ターミナルにて、以下のコマンドを実行すればOK。
sudo xattr -d com.apple.quarantine /PATH_TO_YOUR_FLUTTER_HOME/bin/cache/artifacts/libimobiledevice/idevice_id
PATH_TO_YOUR_FLUTTER_HOME
には、flutterのパスを設定してください。
どうやら、「com.apple.quarantine」という拡張属性があって、安全性が保証されていないプログラムに対して、OS側で割り振られているようです。それを解除するためのコマンドが上記のようです。
GitHub issueでもすでに問題になっているようでした。
https://github.com/flutter/flutter/issues/42302
これでようやく動くようになりましたとさ。
やはり安易に現場のPCのOSをアップグレードするのはやめたほうがよさそうです。。(指示があれば別ですが)
しっかりしてくれ、Catalina。