linuxでは、標準入力、標準出力、標準エラー出力のファイルディスクリプタは、それぞれ0、1、2に対応しています。これを使ってシェル上でも出力先を切り替えることができます。
出力先を変える場合は、リダイレクト(>)を使います。左側を省略すると1が指定されたものとして扱われます。下記スクリプトは標準出力を/dev/nullにつないでいるため、実行結果は何も表示されません。
echo "hello" > /dev/null
そのことを踏まえて、makeなどでよく使うもので、標準エラー出力と標準出力を一つのファイルで受けたい場合は、次のようにします。
make > hoge.log 2>&1
これだと、標準出力は hoge.logへリダイレクトされ、そのあとで、 標準エラー出力が標準出力へ切り替わりますが、すでに標準出力は hoge.logへリダイレクトする設定になっているので、エラーの内容もhoge.logに保存されるということです。