はじめに
先日電話をかけようとしたらどうにも電話がつながらない。というよりかけることができない。
調べてみるとauで通信障害発生中。(最近よくあるなぁ、、、)
そして後日ぼちぼち調べてみると概要はこんな感じらしい。
①,ルーターを新しい物へ交換
②,VoLTE交換機で問題発生
③,切り戻し作業(元に戻す作業)
④,VoLTE交換機に通信が集中し輻輳が発生(負荷増加は②のせい)
⑤,④の結果問題はデータベースの不一致へ、、、
※輻輳とはアクセス集中のこと
ん〜なるほど。
ほんでVoLTEってなんですの?
VoLTEとは
VoLTEとはVoice over LTEの略称です。
なにをしてくれるものかというと、LTEネットワーク上で通話をさせてくれるというもの。
元々音声通信は別のネットワーク(3G回線)を使用していたが、VoLTEが出てきたことでLTEネットワークで通話も完結できるようになったのですね。
ちなみにVoLTEでは音声通信もデータ通信と同様にパケット化してやり取りをする仕組みらしい。
VoLTEを使うとなにが良いの?
ますは通話中にバックグラウンドで高速通信ができる点が挙げられます。
これはLTE回線を使用しているため、LTEで接続したまま通話も可能なため実現できるメリットであり、なにげに重要な要素といえる。(電話しながら同時に調べ物や経路案内を使用するなどあるため)
次に呼び出し時間の短縮が挙げられる。
これは3G回線使用していた時は通話の待機時間(ダイヤルしてから繋がるまでの最低必要時間)が5~8秒だったのに対して、VoLTEでは2~4秒で繋がるというもの。
たかだか2~3秒の違いと侮るなかれ。
SEOに関わるCore Web Vitals(Googleの指標)では読み込み時間が2.5秒を超えると要改善の評価となる。
上記はWebページの指標ではあるが、まぁ現代のクライアントにとって2~3秒の余分な待機はストレスとなるということだ。
そして最後に対応周波数増大による音質向上である。
3G時代の対応周波数が300~3400Hzなのに対して、VoLTEでは50~7000Hzと大幅な周波数に対応しているらしい。
音楽好きな人はご存知かもだが、対応周波数の幅が広がると低音から高音まで綺麗に音を再現してくれるため高音質となる。
ちなみに電話の声が本当の声と違うように聞こえる要因の一つに上記周波数の問題が関係しているらしい。
おわりに
今回のauの通信障害、復旧まで結局丸一日以上かかっていたのかな?
問題発生から切り戻し判断まで15分ほどで決断してるのは早く感じるけど、それでもこんな大事なるってこわいなぁ〜