はじめに
先日業務中にCloudflareでの障害が別チームの業務に影響があったのでこの件を知ることとなる。
Cloudflareで発生した障害のあらましとしては、新しいアーキテクチャへの移行作業中に発生したBGP設定ミスが原因とのこと。
※BGPとはAS(自立システム)間で経路情報をやり取りするルーティングプロトコルの一つである。
そしてそのCloudflareでの障害がなぜ影響したかというと【CloudflareはCDNプロバイダー】だからである。
ん〜なるほど。
そういや【CDN】ってなんだっけ?
CDNとは
CDNとは【コンテンツ・デリバリー・ネットワーク】の略称。
なにをしてくれるものかというと、インターネット上に配置した代理サーバー(キャッシュサーバー)にコピー(キャッシュ)したコンテンツを配置することで効率よくコンテンツを配信することができるというもの。
そう、【コンテンツ】を【デリバリー】してくれる【ネットワーク】である。
CDNを使うとなにが良いの?
使用するメリットを含めてもう少し掘り下げてみよう。
まずは負荷分散ができるとういう点。
複数の代理サーバーにコンテンツのコピーを配置することができるので、大量のアクセスがあっても負荷を分散することができて遅延したり落ちたりするリスクを引き下げることができる。
次に表示速度の改善。
オリジナルのコンテンツが存在するサーバー(オリジンサーバー)よりもユーザーに近い代理サーバーから配信することで、表示速度を落とさずコンテンツを配信することができる。
また副次的にではあるが負荷分散の観点でDDoS攻撃をとりあえず防いでくれる。
おわりに
なるほど【CDN】完全に理解した。(ダニングクルーガー効果をご存知?)
ちなみにBGP設定ミスによる通信障害って今回に限ったことではなく過去に何度かあったのね。
機会があれば通信障害の発生ケースをお題に勉強してみようかな?