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【MicrosoftEdge, IEモード】<open-in>要素の設定値ごとの動作

Last updated at Posted at 2021-11-15

MicrosoftEdgeでIEモードを使用する際に記述するエンタープライズモードサイトリストの
<open-in>要素について、設定値ごとの動作の違いをまとめました。

IEモードやエンタープライズモードサイトリストの詳しいことについては、こちらの記事をご参考ください。

<open-in>要素とは

指定するURLをどのモードで開くか(Edge or IEモード)を定義する要素です。

設定値ごとの動作

設定可能な値と動作のまとめは以下の通りです。

Mode (1)画面を表示したときのモード (2)ユーザーによるモードの切り替え (3)他の画面から遷移したときに使われるモード
未設定(空) Edge できる Edge
none Edge できる 遷移元がEdgeの場合はEdge
IEモードの場合はIEモード(※)
MSEdge Edge できない
(Edge固定)
Edge
IE11 IEモード できない
(IEモード固定)
IEモード

Microsoftのドキュメントでは「none または未指定。 従業員が選択したブラウザーで開きます。」と記載があり、どちらを設定しても同じ動作になるように見えますが、実際には「(3)他の画面から遷移したときに使われるモード」で、動作に違いが発生します。

(1)画面を表示したときのモード

<open-in>を指定した画面を表示した場合の挙動です。
ブックマークからの遷移やURLを直接したときなど、当該画面が最初の画面になる場合に限ります。
他の画面から遷移した場合は「(3)他の画面から遷移したときの挙動」となります。

(2)ユーザーによるモードの切り替え

<open-in>を指定した画面を表示した場合の当該画面の操作に関する挙動です。
MSEdgeおよびIE11を設定した場合は、それぞれのモードに固定され切り替えのメニューが選択不可になります。

下記のキャプチャのように指定したモード以外への変更が行えなくなります。

MSEdgeを設定 IE11を指定
image.png image.png 

(3)他の画面から遷移したときに使われるモード

遷移元のモードにより使われるモードが異なります。「前の画面でIEモードを使っている場合は、IEモードで表示したい」というケースではnoneに設定し、「前の画面でIEモードを使っていても、Edgeで表示したい」というケースではMSEdgeまたは未設定に設定する必要があります。
後者のケースでMSEdge未設定どちらを設定するかですが、必ずEdgeで表示したい(ユーザーによるIEモードへの変更を許さない)場合は、MSEdgeを設定する形になります。
本記事では特に触れておりませんが、EdgeとIE11モードでクッキー共有を行う場合、クッキーを発行する画面はEdgeで表示する必要があります。

以下の表は「設定値ごとの挙動」の表を、「遷移先モード」の観点で表し直したものになります。

Mode 遷移元画面のモード 使われるモード
未設定(空) Edge Edge
IEモード Edge
none Edge Edge
IEモード IEモード
MSEdge Edge Edge
IEモード Edge
IE11 Edge IEモード
IEモード IEモード

おまけ

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