この記事は、Stripe Apps を25日間紹介し続ける Advent Calendar 2022 24日目の記事です。
公開したアプリの利用状況を、ダッシュボードで確認する
アプリをマーケットプレイスに公開すると、「どれくらい使われているのか」が知りたくなります。
もっとも簡単な方法は、ダッシュボードで情報を見ることです。
ダッシュボードのアプリ詳細画面では、「いつ、どのアカウントがアプリをインストールしたか」を見ることができます。
この表を見ることで、どれくらいの頻度でアプリがインストールされているかを知ることができます。
Stripe CLIまたはAPIで、データを取得する
分析やレポートのために、より詳細な情報を得たい場合は、CLIまたはAPIを利用しましょう。
Stripe CLIでは、stripe accounts list
を利用します。
jq
などのコマンドを組み合わせると、「どの国でインストールされているか」を調べることができます。
$ stripe accounts list --limit 100 | jq ".data[].country" -r | sort | uniq -c | sort -nr
40 US
9 GB
8 CA
3 IN
3 DE
1 TH
1 RO
1 PL
1 NL
1 MY
1 MX
1 FR
1 ES
1 EE
1 CH
1 BR
1 BG
1 AU
1 AE
stripe accounts list
のコマンド・APIでは、「今インストールされているアカウントのリスト」のみ取得できます。
「アンインストールされたこと」を分析したい場合には、次に紹介するWebhookを利用しましょう。
Webhookで、インストール・アンインストールのイベントを受け取る
アプリを公開するアカウントで、インストールやアンインストールのWebhookイベントを受け取ることができます。
この場合、アプリの設定を変更して、イベントを取得する権限を追加する必要があります。
# Webhookイベントを読むための権限設定
$ stripe apps grant permission "event_read" "Allows reading event data from users who have installed the app"
Webhookのイベントは、次の2つを利用しましょう。
- インストールされた:
account.application.authorized
- アンインストールされた:
account.application.deauthorized
イベントのテストには、Stripe CLIを利用します。
$ stripe listen --forward-connect-to localhost:{{PORT}}/webhook
$ stripe trigger --stripe-account account.application.deauthorized
非公開(プライベート)アプリでのテスト方法などは、ドキュメントをご確認ください。
ローコードで分析するヒント
StripeのWebhookイベントをローコードに処理する方法として、AWSが便利です。
AWSのEventBridge QuickStartと、StepFunctionsを利用することで、プログラムコードを書かずにイベントをAWS上で処理できます。
両方のサービスを利用したワークショップ記事をZennに公開していますので、こちらもぜひお試しください。
Documents
Stripe Appsひとりアドベントカレンダー 2022
今年ベータリリースされたばかりのStripe Appsは、まだ日本語の情報が多くありません。
そこでQiita Advent Calendar 2022にて、毎日Stripe Appsについての情報を投稿します。
ノーコードで利用する方法や、開発するためのTipsなども紹介予定ですので、ぜひ購読をお願いします。