この記事は、Stripe Apps を25日間紹介し続ける Advent Calendar 2022 1日目の記事です。
2022年5月にベータローンチしたStripe Apps( https://stripe.com/jp/apps )について、中の人が毎日紹介するカレンダーです。
1日目は、Stripe Appsの簡単な紹介を行います。
動画で見る
2022/05のStripe Sessions 2022で発表された際のアーカイブがYouTubeで視聴できます。
日本語字幕を表示できますので、動画で把握されたい方はこちらも合わせてご覧ください。
Stripe Appsとは
Stripe Appsは、一言でいうと「Stripeに追加できる拡張機能・アプリ」です。
Stripeダッシュボードに独自のウィジェットを配置して、その会社・サービス独自のワークフローを実行できるUIを社内の運用チームに提供できます。
また、Webhook APIを内部で利用したアプリであれば、CRMや発送管理・Headless CMSなどとのデータ連携を自動で行うことも可能です。
Stripe Appsのユースケース
Stripe Appsを導入するメリットとして、「請求管理やサブスクリプションなどの、決済オペレーションの効率化」が挙げられます。
契約書・請求書の処理のために、複数のサービスダッシュボードを行ったり来たりしたり、チケット管理システムに手動で各サービス上のステータスを入力したりする必要がなくなります。
追加の契約処理などの独自のワークフローを数クリックで実現する
例えば、DocuSign eSignature アプリを利用することで、決済や顧客データと契約書などの電子署名が必要なデータの関連付けやステータスチェックができます。
Google Drive / Dropboxなどと連携して、データのエクスポートを行う
分析のためにデータをGoogleドライブにエクスポートしたい場合には、Data Exporter for Drive アプリを使えばAPIやCLIの操作なしに任意のデータを出力できます。
Stripe SigmaやRevenue Recogntionなどでも分析・レポート作成は可能ですが、すでに外部のストレージサービスを利用したワークフローがある場合などでは、アプリを利用したカスタマイズが簡単にできます。
サービス間のデータ同期
また、ダッシュボードのカスタマイズだけでなく、サービス間のデータ同期とそれに伴うワークフローの自動化も可能です。
HubSpot Data Sync アプリを利用すると、Stripe上で管理している顧客データや製品データを、HubSpotと同期できます。
データを連携しておくことで、営業やカスタマーサクセス・サポートチームとユーザーとのやり取りをより効率的に進めることができます。
Stripe Apps開発の始め方
Stripe Appsは、App Marketplaceからアプリをインストールする以外の使い方もできます。
Stripe CLIを利用して、独自のワークフローを実現するアプリを作成・デプロイすることで、その会社・チーム・プロジェクトに必要な機能を追加できます。
作成したアプリをApp Marketplaceに公開することで、Stripeと自社サービスの連携機能をリリースしたり、Stripe上のワークフローを効率化する新サービスのローンチなども期待できます。
関連リソース
Stripe Appsひとりアドベントカレンダー 2022
今年ベータリリースされたばかりのStripe Appsは、まだ日本語の情報が多くありません。
そこでQiita Advent Calendar 2022にて、毎日Stripe Appsについての情報を投稿します。
ノーコードで利用する方法や、開発するためのTipsなども紹介予定ですので、ぜひ購読をお願いします。