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request_log_urlで、StripeのAPI呼び出しエラーの詳細をStripeダッシュボードでチェックする

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Stripe APIを利用したシステムでは、Stripe APIのアップグレードだけでなく、呼び出し元のアプリの仕様変更やユーザーの意図しない操作などでAPIエラーが発生することがあります。

エラーへの対応は、SentryやRollbarを使ってリクエスト・レスポンスを調査するのが一般的ですが、実はStripeダッシュボードを利用することも可能です。

ダッシュボードからAPIログを確認する

ダッシュボードでは、[開発者]タブの[ログ]から、API呼び出しのログが確認できます。

スクリーンショット 2022-10-25 15.56.16.png

APIのパスや呼び出し結果(成功・失敗など)、Connectの親アカウントか子アカウントかなどでフィルタリングできます。

スクリーンショット 2022-10-25 15.56.46.png

ログの詳細画面では、「リクエストの本文(Body)」や「レスポンス」、「クエリパラメータ」・「呼び出し元のSDK・APIバージョン」などが確認できます。

スクリーンショット 2022-10-25 15.57.22.png

顧客情報など、個人情報を含みやすいStripeのAPIリクエストのデバッグでは、Stripeダッシュボードのログ機能を使うと安全にデバッグが可能です。

SDK / APIレスポンスのrequest_log_urlで、システムのログからダッシュボードのログにアクセスする

とはいえ、サーバーやSentryなどのトラッカーに記録されたログとは別にStripeのログまで監視するのは少し手間がかかります。

そんな場合にお勧めしているのが、「APIエラーレスポンスに含まれる、request_log_urlパラメータを使う」ことです。

request_log_urlには、「https://dashboard.stripe.com/test/logs/req_xxxx」のようなダッシュボードのログ詳細ページへのURLが含まれています。

このURLをエラートラッキングツールやSlack・メールの通知文に含めることで、「Stripe APIに関するエラー対応の時だけ、Stripeダッシュボードで詳細を確認する」ワークフローが実現できます。

JavaScript / TypeScriptで、エラーログURLを取得する方法

JavaScriptやTypeScriptで開発している場合、try catchでAPIエラーを取得し、その中からデータを取り出します。

try {
  await stripe.checkout.sessions.create({...})
} catch (error) {
  console.log(error.raw.request_log_url)
}

TypeScriptの場合、Stripe.errors.StripeAPIError型でもrawunknown型が指定されていますので、TypeGuardやas anyなどを利用します。


try {
  await stripe.checkout.sessions.create({...})
} catch (error) {
  console.log((error as any).raw.request_log_url)
}

SentryにコンテキストとしてURLを共有する

Sentryに通知する場合、以下のようにContextで送ることも可能です。

try {
  await stripe.checkout.sessions.create({...})
} catch (error) {
  Sentry.captureException(error, {
    contexts: {
        stripe_log_url: error.raw.request_log_url
    },
  });
}

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