この記事は、Stripe Apps を25日間紹介し続ける Advent Calendar 2022 2日目の記事です。
Stripe Appsでは、App Marketplaceに公開されているアプリをインストールすることで、コードを書かずに決済やサブスクリプションに関わるワークフローをカスタマイズできます。
ここでは、App Marketplaceで利用できるアプリを使ったワークフローのカスタマイズ方法をいくつか紹介します。
アプリのインストール方法
アプリのインストールは、 App Marketplaceから行います。
インストールしたいアプリの詳細画面に移動すると、[Install app]ボタンが表示されます。
インストール前に、アプリがStripeのどのリソースへアクセスするかを確認できます。
問題がなさそうでしたら、[Install]をクリックしてインストールしましょう。
完了画面が表示されれば、インストール成功です。
アプリによっては、連携するサービスアカウントへのログインを求められることもあります。
インストールできたアプリは、ダッシュボード右側のアイコンをクリックすることで開けます。
アプリを使ったノーコードなカスタマイズのユースケース
App Marketplaceには、さまざまなアプリが公開されています。
2022年11月時点で公開されているアプリをいくつか紹介します。
プロダクト・顧客ごとにMRRなどのデータを分析する
BaremetricsやProfiltwellなどのサービスと連携することで、顧客や商品・サービスのMRRやLTVなどのデータをダッシュボードから確認できます。
Baremetricsと連携して、サービスごとのMRRなどを分析する例。
Varosと連携して、さまざまな指標を確認する例。
CRMやメール・チャット系サービスと連携して、顧客サポートやカスタマーサクセスに活用する
顧客からの返金リクエストや一時的なサブスクリプションの中断、顧客情報の変更など、顧客サポートやカスタマーサクセス方面でStripeのデータにアクセスする場面は少なくありません。
HubSpotやIntercom、Mailchimpなどのサービスと連携することで、顧客とのコミュニケーションや特定の条件に一致した際のメール配信などを自動化・効率化できます。
HubSpotは顧客データと製品データを連携できます。
Intercomアプリを利用して、Stripeダッシュボード上で返金や顧客情報変更などのリクエストの確認や返信をする。
MailchimpアプリでStripe上のイベントをMailchimpに送信することで、Mailchipからメールの自動配信を設定できます。
ユーティリティ系
Paymentlinks Query Addonのように、Stripe上で単独で動作するユーティリティ系アプリも増えつつあります。
このアプリを利用すると、Payment Linksのさまざまなクエリ文字列の設定や、カスタムQRコードを発行することができます。
アプリの探し方
このようにApp Marketplaceには、さまざまなアプリが公開されています。
アプリの探し方としては、「カテゴリ」「連携させたいStripeサービス」「価格」などで絞り込むことができます。
カテゴリで絞り込む
用途に応じてアプリはカテゴライズされています。
例えばStripeのデータを分析したい場合は、[Data and analytics]カテゴリを選ぶと、その用途で利用できるアプリを見ることができます。
[All]を選ぶと、すべてのアプリが見れますので、こちらで使っているサービスと連携できるアプリがないかを探すことも可能です。
連携させたいStripeサービスで絞り込む
Categories: allから、フィルターを利用して絞り込むこともできます。
Works with
を選ぶと、どの製品に対応しているアプリを表示するかを選べます。
「Stripe Appsを使って、効率化したいこと」がある程度定まっている場合は、製品ベースの絞り込みで検索することで、マッチしたアプリや連携可能SaaSを見つけやすくなります。
インストールしたアプリの管理方法
インストールしたアプリは、ダッシュボードから確認できます。
アプリ名またはアプリ名の表示されたカードをクリックすると、詳細ページに移動できます。
アプリの詳細ページにて設定の変更ができます。
アプリのアンインストール方法
アプリ一覧で、アプリ名の横にある[...]をクリックすると、アンインストールボタンが表示されます。
アンインストールすると、サービスの連携設定なども解除されますのでご注意ください。
Stripe Appsひとりアドベントカレンダー 2022
今年ベータリリースされたばかりのStripe Appsは、まだ日本語の情報が多くありません。
そこでQiita Advent Calendar 2022にて、毎日Stripe Appsについての情報を投稿します。
ノーコードで利用する方法や、開発するためのTipsなども紹介予定ですので、ぜひ購読をお願いします。