Stripe Checkoutでの請求書発行やCustomer Portalから1回切りの注文の領収書もDLできるようにする方法 #JavaScript

Stripeには、７行程度のコードでリダイレクト型の決済フォームへのリンクを作る機能（Stripe Checkout）があります。

コード

    const session = await stripe.checkout.sessions.create({
      mode: 'payment',
      line_items: [{
        price: 'price_xxxx',
        quantity: 1
      }],
      success_url: 'https://example.com',
      cancel_url: 'https://example.com'
    })

    // ExpressやNext.jsでリダイレクトさせる場合
    return res.redirect(session.url)

　　　　　　　　// API レスポンスとして返す場合
    return res.status(200).json({
      url: session.url
    })

リダイレクト先のフォーム

Checkoutでの注文履歴を、Customer Portalから確認する方法

通常の組み込みでは、Stripe Checkoutを利用した1回きりの注文履歴は、Customer Portalから見ることができません。

これは、2023/01時点のCustomer Portalが、「請求書（Invoice）の履歴」を表示する機能のためです。

もし1回きりの注文についても、Customer Portalから確認できるようにさせたい場合には、有料オプションの「請求書発行機能」を利用します。


    const session = await stripe.checkout.sessions.create({
      mode: 'payment',
      line_items: [{
        price: 'price_xxxx',
        quantity: 1
      }],
+      invoice_creation: {
+        enabled: true,
+      },
      success_url: 'https://example.com',
      cancel_url: 'https://example.com'
    })

この３行を追加すると、Checkoutでの注文時に、裏側で請求書（Invoice）が作成されます。

請求書が発行されることで、Customer Portalの請求履歴にも注文内容が表示されます。

一回切りの注文での、領収書の違い

通常のCheckoutセッションで発行される領収書は、メールにて送付されます。

請求書を発行した場合の領収書

請求書を発行した場合、PDFで領収書をDLできます。

PDFのURLは、APIから取得するかCustomer Portalからのリンクで取得できます。

請求書・領収書の内容をカスタマイズする

請求書を発行する方法を選んだ場合、領収書や請求書に追加の情報を載せることができます。

    const session = await stripe.checkout.sessions.create({
      mode: 'payment',
      line_items: [{
        price: 'price_xxxx',
        quantity: 1
      }],
      invoice_creation: {
        enabled: true,
+        invoice_data: {
+          description: 'Invoice for Product X',
+          metadata: {order: 'order-xyz'},
+          custom_fields: [{name: 'Purchase Order', value: 'PO-XYZ'}],
+          rendering_options: {amount_tax_display: 'include_inclusive_tax'},
+          footer: 'B2B Inc.',
+        },
      },
      success_url: 'https://example.com',
      cancel_url: 'https://example.com'
    })

請求書・領収書カスタマイズの例

custom_fieldsを利用した「注文ID」や「問い合わせ番号」などの独自情報の付与
metadataに社内システムと請求書・領収書を紐づける情報を設定
footerやdescriptionで注文に対する説明や追加情報を追加

カスタマイズできるパラメータについては、以下のドキュメントをご確認ください。

Checkoutで請求書を発行する際は、手数料に注意

1回限りの決済にて請求書を発行する場合、決済ごとに最大2ドル相当（取引合計額の0.4%）の手数料が発生します。

サブスクリプションについては、Stripe Billingの料金プランをご確認ください。

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