はじめに
Domoを使い始めて、日々、経営数字を分析をしています。
経営数字を見える化する目的は、きれいなレポートを役員資料に貼り付けて、満足するすことが目的ではなく、将来のトレンドやリスクを予測したり、経営者が迅速かつ正確に意思決定を行えるために、いろいろな視点でグラフを出すことが目的です。
いろいろな要望に答えられるため、いろいろなグラフを作れるようにならなきゃ!って思ってます。
今回はよくある話ですが、営業収益が下回っている状態から、どう当期利益が上回ったのか、ウォーターフォールで見ることがよくあります。
弊社でも、よく作ったなぁ〜っと思えるExcelで、ウォーターフォールを出しているので、
いずれ言われると思い、やってみました。
対象者
ウォーターフォール図を作ってみたい方。
作りたいグラフ
売上があがった原因や、下がった原因などを、製品別や部署別に見るウォーターフォール図
使ったデータ
色々と都合の良い、北海道のオープンデータ。
この中の「レストラン売上データ(令和4年度北海道デジタルチャレンジ推進事業)【北海道】」を使います。
決算日時や、商品のカテゴリがあるので、これを使っていきます。
アップロードのやり方はこちらから
ウォーターフォールのグラフを作る。
Domoでグラフタイプを探してみたら、2種類ありました。
「縦棒グラフ」>「縦型ウォーターフォール」
「横棒グラフ」>「横型ウォーターフォール」
今回は、横型でいきます!
どこに何をおけばいいのかわからない。
対象のデータをAnalyzerで開いて、横型ウォーターフォールを選択したけど、何を配置したらいいのかわからない。
かろうじて、わかるのは【値】の所に金額をいれるんだろうなというところくらいで、何をしたらいいんだろうか。
ググってみたけど、よくわからない。
ウォーターフォール図で、ググったら、Domoのコミュニティーで聞いている人がいたけど、回答がない!
Domo公式にもあったけど、グラフが英語。。。やる気を無くす。
でも、必要なものだけ都合よく知りたいだけなので、しっかりと読んで、この情報の後世に残すため、下に書いてみる。
何を設定するのか?
設定するのは、3つ
【アイテム名】
【値】
【サマリーグループ】
よくあるウォーターフォール図(フリー素材がなかったので、ChatGPTで作成)でいうと、
【アイテム名】は、真ん中の[Logistics],[Marketing],[Returns],[Sales]の部分で、分析するカテゴリを設定するみたい。これで増減がわかるみたい。Y軸ですね。
【値】は、言わずとしれた金額の合計。X軸です。
【サマリーグループ】は、一番上と、一番下の[initial],[Final]の部分で、最初と最後の数値をグルーピングしたものようです。ここの意味がわからなかった。
レストラン売上データだと、最初と最後が難しいなぁ〜。
2022年と2023年にまたがったデータだったので、年が開けて、どの商品が売れたか見てみよう。
※その目的なら、違うグラフが良いのは、御愛嬌。。。。
年だけ取得する。
こんなときは、ビーストモード!列名は【年】にしておきます。
YEAR(`決済日時`)
※今回から、コピペしやすいようにコードも書いてみる。
さあ配置だ!
下記の項目を配置していきます。
【アイテム名】:[カテゴリ名]
【値】:[金額]の合計
【サマリーグループ】:ビーストモードで作った[年]
マイナスの部分がないので、ちゃんとできているかわからないので。。。。
ちょっとそれっぽいデータで試してみた。
各部門ごとに、儲かっている部署、儲かっていない部署をのデータを作って、ウォーターフォール図を作ってみた。
【アイテム名】:部署
【値】:[計画差額]の合計
【サマリーグループ】:年度
データの作り方が難しい。
ただ僕が想像していたウォーターフォール図を書くためには、一般的な売上データでは難しく、データ加工が必要になりそうです。
ざっくりいうと、基準となる数値と差分となる数値が同じ列に入れる必要があるからです。
サンプルの利用したデータのどこが利用されているか、説明します。
※おそらく上級者はビーストモードとかでできるんだと思いますが、それは上級者!
よくあるデータとしては、年度毎、部門毎の売上実績があるとします。
ウォーターフォール図を書くためには、基本的には増減するために差分の情報を用意しないといけないため、【計画差額】の列が必要になります。(下記の表の青い点線)
ただ、一番上の基準になる数値を2023年のサマリー(実績数字)としたい場合、【計画差額】の列に、基準値(下記の表の赤い点線)を入れないと、きれいにグラフが出ませんので、注意しましょう!
けっこう重要な所だった気がしてきましたが、短めな説明ですみません。
仕組みがわかれば作れる!
どんなBIツールも一緒だと思いますが、設定項目がいっぱいあり、どこに何を設定すればよいかわかりません。
そういった情報を、いろんなグラフを作りながら発信して行こうと思います。