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社内にあるデータをDomoに取り込む方法

Last updated at Posted at 2024-06-18

はじめに

会社にDomoがやってきたので、やったことをメモがてら公開することにしました。

Domoとは?

公式サイトはこちらにあります。
https://www.domo.com/jp

対象

・Domoの導入したばかりの人
・イントラにあるデータをDomoで利用したい人
・Workbenchをどうやって設定するかわからない人
・Domoのページに概要があるが、見てもよくわからなかった人
https://domo-support.domo.com/s/article/360042932554?language=ja

目的

Domo社から提供されているWorkbenchというツールを使って、社内にあるデータをクラウド上のサービスにあるDomoのDataSetに格納する。
※DataSetとは、Domo上でデータ分析をするための、元となるデータのかたまり。

環境

Domoテーブル設計.jpg

Domoはクラウドサービスなので、Domo環境から社内ネットワークの環境にはアクセスできないため、社内のPCやサーバからDomo環境にデータを送る必要があります。

自分のPCでやってもよいのですが、データを誰も触っていない夜中にデータを送りたいので、24時間動かしているPC(サーバ)を用意しました。

Workbenchインストール手順

Workbenchのインストール手順について記載する。

1.管理者メニューからダウンロードする。

最新であるWorkbench5.2をダウンロードします。
00_初めに.png

2.ダウンロードしたインストーラを実行

起動したら、必要なODBCドライバーにチェックを入れて、[Install]を押します。
※今回は、SQL Serverに接続するので、一番上にチェックを入れて実行しました。
01_iinstall.png

インストールが終わると完了っぽい画面が出ます。
01_iinstall3.png

後でわかることですが、ツールのデフォルト言語は英語になっています。
英語が苦手な方は、自分のシステムの言語に変更することができるので、インストーラーの左の[Language]をクリックして、[Use system language:jp-JP(if availabel)]をクリックして、システムの言語に変更しましょう。
01_iinstall4.png

3.メニューからアプリを起動

起動すると、このような画面が出ます。
02_kidougo2.png

ちなみに英語版だとこんな感じです。
02_kidougo.png

4.ネットワークの設定

インストールされたPCからクラウドサービスであるDomoにデータをアップロードできるかテストします。
左の[...]のアイコンを押します。

社内ネットワークから外部にアクセスする際、プロキシ(Proxy)を経由する環境もありますが、その場合でも設定することもができます。
設定が終われば、[接続をテスト]を押します。
03_settei.png

接続できる状態であれば、[成功]と出ます。
03_settei2.png

4.Domo環境の設定

契約をしているDomo環境に接続するための設定を行います。
左の[キー]のアイコンを押します。
04_domoto.png

アカウントと書いている右の[+]を押すと下記の画面が表示されます。
Domoドメインの所に、契約しているDomoの情報を入力して、[認証する]を押してください。
04_domoto2.png

成功したら、認証リンクと認証コードが表示されます。
[認証リンク]をクリックすると、ブラウザが立ち上がります。
04_domoto3.png

起動されたページの[verificatiob Code]を入力するところに、Domoアプリに表示されている[認証コード]を入力して、[SUBMIT]を押します。
04_domoto4.png

認証が終われば、このような画面になります。
※この後はブラウザを閉じてもらっても大丈夫です。
04_domoto5.png

認証が終わると下記のような画面に代わります。
04_domoto6.png

時間がたつと、アカウントの下に契約しているDomo環境の名前が出ます。
おそらく複数環境にも対応しているんだと思いますが、ここでは行いません。
04_domoto7.png

5.ジョブの設定(データの取り込み&Domoへの送付)

左の[DB]のアイコンをクリックします。
左上の[+]ボタンを押して、設定を続けます。
05_data.png

ジョブという単位で、社内のデータベースへの接続情報を設定します。
この単位で、Domo環境には、DataSetができます。
05_data2.png

今回は、SQL Serverに接続するための設定をしました。
※ジョブ名は、仮に「経理データ」として、Domo上のDataSetも同じ名前にしています。
05_data3.png

設定が終わると、[経理データ]というジョブの設定を行います。
[データ]ラベル内の[ソース]ラベルの下の[編集]を押して、接続するDBの設定を行います。
05_data4.png

こんな感じで、接続するサーバ、データベース名、接続ユーザ、パスワードを入力して、右下の[適用する]を押します。
06_db.png

[データ]ラベル内の[処理]ラベルの下の[編集]を押して、実際のSQLを設定します。
06_db2.png

ちなみに、ジョブは何個でも作成することができます。
フォルダ内のファイルと取り込むなどの設定もできるので、いろいろ試してみてください。

5.データ取り込み実行

ここまでできたら、実行します。
左上の[▶]を押すと、SQLが実行され、Domo環境のDataSetにデータが格納されます。
[更新方法]を[置き換え]にしているので、データを全件置き換えます。
[追加]にすると、実行毎に、履歴としてデータを格納していきます。
スケジュールタブで、毎日夜中に実行するとか、設定が可能です。
通知は、このジョブが成功したとき、失敗したときに、メールをするという機能も備わっているので、運用に合わせて、利用したらよいと思います。
05_data4.png

まとめ

最後駆け足になりましたが、何かのお役に立てれば幸いです。

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