想定読者
- Azure で Bitnami Wordpress 触ってみようと思う方
- Bitnami プロダクトは、触ったことない方
オンプレで何度か利用したことがあったので、Azureでも検索上位だったので使ってみようと試したときのメモです。
Azure で Wordpress
クラウドサービス利用のメリットの一つとして、テンプレート化されたマシンなどが用意されてることと思います。Microsoft Azureの場合は、Marketplaceから、Compute (VM)やStorageなどが選べる形になってます。
ここからWordpressを選択すると、Wordpressセットアップ済みのCompute (VM) が作成されて、あら便利。ただ、作成元のテンプレート内容を少し知っておかないと、使うときに戸惑います(あたりまえですが。。。)
Bitnami プロダクト
今回 [WordPress 4.7.3-0 (Ubuntu 14.04) , 公開元 Bitnami] を選択してWordpressを構築してみました。デプロイモデルを選択する画面で、詳しく説明されている情報を見逃さずに進めることがポイントです。
- Default サーバ管理者名 : user
- パスワードを知るために : ここを参照
上記のサイトに書いてある重要な情報としては、デプロイ後の初回起動時にのみ初回アクセス用のパスワードが、ブート診断 (Boot diagnostics) に出力されてるという点。
さくっと見逃して一度停止してしまった私は、発見できず使えないVMを削除しました。。。次のように、あらゆるところで利用しますので、適切なパスワードに変更まで無くさないようにしましょう(再起動すると、もう見れませんから)。
Wordpress
次のような構成で構築されています。
- Apache 2.4.x (Listen 80, 443:SSL自己証明書)
- FastCGI + PHP 7.x
- MySQL 5.7.x
Wordpressの管理画面アクセスの為には、前述の管理者名とパスワードを使ってログイン可能です。
phpMyAdmin
Wordpressのバックエンドの MySQL 管理のために構築済みです。ただし、デフォルトではlocalhostからのアクセスしか受け付けていません。
- アクセスするための Quickguide
上記によるとSSHで接続して、ポートフォワーディング / Tunnel を使ってね、という事でした。Windowsの場合はPutty、Linux&Macの場合にはsshコマンドの例があります。
設定例としては、次のようなものが説明されていました。設定後、接続側PCのブラウザで http://localhost:8888/phpmyadmin/ でアクセスOKです。
- サーバ側(Remote) : localhost:80
- 接続側(Local) : 8888 port
phpMyAdmin管理画面アクセスの為には、rootと前述のパスワードを使ってログイン可能です。
MySQLに直接接続したい場合
Bitnami MySQL for Microsoft Azure
- mysql -uroot -p
で、パスワードは前述のとおり(アプリケーションパスワードと同じ)です。
説明バナーを削除したい
これらの説明が書かれてるBitnamiのバナーの削除方法です。
bnconfig というBitnamiツールを利用するのが一番はやいようでした。
- sudo /opt/bitnami/apps/APPNAME/bnconfig --disable_banner 1
- sudo /opt/bitnami/ctlscript.sh restart apache
その他
各種 /opt/bitnami/ 配下に収められているので、何が専用なのかハッキリするのはメリットかな。aptやyumの管理下ではないので、confファイルの配置などは、自分で追いかけるなどしてなれる必要はありますね。
先ほどのパスワードの件ですが、ログないかなーって探してみたら、こちらに!?が、このファイルは起動の度に上書きされるので、やはり一度見逃して、再起動・停止&起動を行った場合には見れないようです。
- /opt/bitnami/var/log/pre-start.log
作ったインスタンスは、ちゃんと管理者権限まで確認してからシャットダウンしましょうという教訓。