エラーメッセージの読み方について解説します。
間違っているコード
<!-- secondary -->
<aside id="secondary">
<?php if (is_active_sideber('sidebar')) : ?>
<?php dynamic_sidebar('sidebar'); ?>
<?php endif; ?>
</aside><!-- secondary -->
今回は、単純な綴りの間違いでエラーコードを確認します。
意図的にis_active_sideberと記載。（正しくは is_active_sidebar）
表示されたエラーメッセージ
Fatal error: Uncaught Error: Call to undefined function is_active_sideber() in /Users/Desktop/PHP/dev/wp-content/themes/theme/sidebar.php:3 Stack trace: #0 /Users/Desktop/PHP/dev/wp-includes/template.php(810): require_once() #1 /Users/Desktop/PHP/dev/wp-includes/template.php(745): load_template('/Users/...', true, Array) #2 /Users/Desktop/PHP/dev/wp-includes/general-template.php(136): locate_template(Array, true, true, Array) #3 /Users/Desktop/PHP/dev/wp-content/themes/theme/index.php(54): get_sidebar() #4 /Users/Desktop/PHP/dev/wp-includes/template-loader.php(106): include('/Users/...') #5 /Users/Desktop/PHP/dev/wp-blog-header.php(19): require_once('/Users/...') #6 /Users/Desktop/PHP/dev/index.php(17): require('/Users/...') #7 {main} thrown in
/Users/Desktop/PHP/dev/wp-content/themes/theme/sidebar.php on line 3
（※少し改変して記載）
エラーメッセージを解析する際に注目すべき重要な部分
1. エラーの種類とメッセージ
Fatal error: Uncaught Error: Call to undefined function is_active_sideber()
日本語訳は、「致命的なエラー： 捕捉されないエラー： 未定義の関数is_active_sideber()への呼び出し」です。
これは「致命的なエラー」であり、「定義されていない関数を呼び出そうとした」と説明しています。
2. ファイルパスと行番号
/Users/Desktop/PHP/dev/wp-content/themes/theme/sidebar.php:3
このエラーが発生している具体的なファイルと行番号を示しています。
sidebar.php:3 これはsidebar.phpファイルの3行目がエラーですよ。ということ。
3. スタックトレース
Stack trace: #0 /Users/Desktop/PHP/dev/wp-includes/template.php(810): require_once() #1 /Users/Desktop/PHP/dev/wp-includes/template.php(745): load_template('/Users/...', true, Array) #2 /Users/Desktop/PHP/dev/wp-includes/general-template.php(136): locate_template(Array, true, true, Array) #3 /Users/Desktop/PHP/dev/wp-content/themes/theme/index.php(54): get_sidebar() #4 /Users/Desktop/PHP/dev/wp-includes/template-loader.php(106): include('/Users/...') #5 /Users/Desktop/PHP/dev/wp-blog-header.php(19): require_once('/Users/...') #6 /Users/Desktop/PHP/dev/index.php(17): require('/Users/...') #7 {main}
エラーが発生するまでの関数呼び出しの連鎖（スタックトレース）が示されています。ここでは、どのファイルと関数からこの問題のある関数が呼び出されたかが列挙されています。
スタックトレースは、特定のエラーが発生した際に、どのファイルや関数が関与しているかを詳細に追跡する手助けになります。
ちなみにtemplate.php(810) の810は行番号です。
4. エラーが「投げられた（発生した）」場所
thrown in
/Users/Desktop/PHP/dev/wp-content/themes/theme/sidebar.php on line 3
最後にもう一度、具体的にエラーが発生したファイル名と行番号が記載されています。
最後に
特に重要なのはエラーの種類とメッセージ、およびファイルパスと行番号です。これらを正確に読み解くことで、エラーの原因を特定しやすくなります。