やり方が分かったので、とりあえず忘れないうちにメモ。
サーバの設定
laragon をインストール。下記は chocolatey を使った場合。
cinst -y laragon
Laraon を起動し、Preferences の General よりDocument Root
を設定し、Auto Virtual hosts
のチェックをオンにする。
Servises & Ports の https にチェックを入れる。SSL 証明書発行のために管理者権限を求めてくるので(Windows10 の場合)、随時昇格ダイアログの OK ボタンを押す。
プロキシサーバの設定
ローカル開発環境のhosts
に書かれた内容をスマホやタブレットからも参照するため、laragon の中にプロキシサーバも立てる。
次の3つのモジュールのコメントアウト(先頭の#
記号)を外す。
LoadModule proxy_module modules/mod_proxy.so
LoadModule proxy_http_module modules/mod_proxy_http.so
LoadModule rewrite_module modules/mod_rewrite.so
httpd.conf
ファイルの最後に以下の内容を追加する。
<IfModule mod_proxy.c>
ProxyRequests On
ProxyVia On
Listen 8080
<Proxy *>
Order deny,allow
Deny from all
Allow from all
</Proxy>
</IfModule>
httpd.conf ファイルの編集を保存し、laragon の apache を再起動する。Reload ではなく、一度停止(Stop)から起動させた方ががよさそう。
スマホ・タブレット側のプロキシ設定
スマホ・タブレット側にプロキシ設定を行うことで、テスト用 PC のhosts
に書かれているドメイン名で開発中ページを表示することができるようになる。
スマホやタブレットのプロキシ設定を行う。以下は iPhone の例。
サーバ欄にはプロキシサーバにしている PC の IP アドレスを入力し、ポート欄には上記設定でListen
にある通り8080
と入力する。
以上でプロキシ設定を行ったスマホやタブレットや別 PC などからもhttps://プロジェクトディレクトリ名.test/
でアクセスできるようになる。
注意
プロキシ設定中はインターネットやほかの PC へアクセスできなくなるかもしれない。(未検証)
また、プロキシサーバ設定はセキュリティを何も考えていないので、プロキシサーバを立てたまま公共的なネットワークに接続しないようにすること。
iPhone や iPad でアクセスするとオレオレ証明書に反応して警告画面が表示されるが、何度か「表示」や「進む」などのリンクやボタンを押せば開発中ページが表示されるようになる。