目的
新しいpythonプロジェクトを始める際に、仮想環境を準備する手順を、備忘録として整理します。
実行環境
ホストOS: Windows 10 pro
仮想化ソフト: VirtualBox 6.0
ゲストOS: Linux Ubuntu 18.04
統合開発環境: VS Code 1.44.2
仮想環境の構築手順
venvを使うと、pipにより導入するパッケージをプロジェクト毎に独立させることができるので便利。
ただし、python 自体のバージョンは管理できないので、必要ならpyenv等の別のツールを用いる。(ここでは説明は割愛)
###1.仮想環境を作成する
$ mkdir {new_project_name}
$ cd {new_project_name}
$ python3 -m venv {venv_name} //venv_nameは何でもよいが、使い勝手よいので原則venvとする
以下のようなエラー表示が出る場合、python3-venvパッケージがインストールされていないので、aptコマンドでインストールする。
The virtual environment was not created successfully because ensurepip is not
available. On Debian/Ubuntu systems, you need to install the python3-venv
package using the following command.
apt-get install python3-venv
$ apt install python3-venv
2. VSCodeのワークスペースを作成する
以下の手順で設定用ファイルを作成し、新規ワークスペースとして保存する。
1.以下のコマンドでVSCodeを開く
$ cd {Project_Directory} // new_projectのディレクトリに移動
$ code . // VSCodeを開く
2..gitignoreファイルを作成する
$ echo "/venv" > .gitignore
3.ワークスペースとして保存する
File >> Save Workspace As ... を選択すでと、保存ウィンドウが開くので、ワークスペース名を入力して保存する。
今後は以下のコマンドでワークスペースを開くことができる
$ cd { Project_Directory } // new_projectのディレクトリに移動
$ code {new_workspace_name}.code-workspace
3.githubにリポジトリを作成する
githubのwebサイトから新しいリポジトリを作成する。
下記のサイトの、「4,github上で新規レポジトリを作成」を参考にしてください。
Githubに新規リポジトリを追加
https://qiita.com/sodaihirai/items/caf8d39d314fa53db4db
4.ローカル環境とgithubのリポジトリを連携する(ターミナルを利用する方法)
ターミナルから、以下のコマンドを実行する。
//
cd { Project_Directory } // new_projectのディレクトリに移動
git init
git add .
git commit -m "first commit"
git remote add origin https://github.com/{ User_Name }/{ Repository_Name }.git
git push -u origin master
githubのユーザー名とパスワードの入力が求められるので、入力しエンターを押す。
以上で完了です。
参考資料
venv: Python 仮想環境管理
https://qiita.com/fiftystorm36/items/b2fd47cf32c7694adc2e