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はじめに

皆さんこんにちは。私は《ひばりミカン》と申します。日頃よりNintendoSwitch用ソフト《はじめてゲームプログラミング》で遊ばせていただいておる者です。

もちろん私も"作る者"の端くれなのですが、それと同時に"遊ぶ者"であると、数百を数えるプレイの実績を引き合いに出して、多少なりとも自負させていただいておるのです。それら遊んだ記録を《プレイ記》としてTwitterの方へ不定期に掲載させていただいているのですが、本記事ではこのプレイ記についてのとある話をさせていただきたいと考えております。

もっともQiitaの記事でありながら技術的な話は何もない予定ですので、ここから先はお時間のある方、それも暖かい目で見守ってくださる方のみ読み進めてもらえますと幸いです。それではご挨拶はこのくらいにいたしまして、ここはいつもプレイ記風に、こう書いて始めさせていただこうかと思います。

「それでは『プレイ記"闇話"』のスタートです!」

"裏話"ならぬ"闇話"

"闇話"とは穏やかな響きではないでないですよね。いったいどんな話をすると思いますか?

例えば、「どんな基準でプレイするゲームを選んでいるのかが気になる」という方はいらっしゃったりしますでしょうか?
そうですね、実は遊ぶゲームはそんなに明確な基準がある訳ではなく、あえて挙げるなら《しくみ》《実験作》《未完成》等を名乗っている作品は、残念ながらあまりプレイはしていないのかなというのが現状です。それは私が、"これで完成であると作者様が自信を持って送り出したゲーム"を優先して遊びたい欲があるためであり、そういったゲーム作品をプレイ記に乗せたいなという考えがあるという訳なのです。

しかしこの程度の話では、せいぜい"裏話"といったところ。では"闇話"とは何なのか?それはですね…
"プレイはさせてもらったものの、諸事情によりプレイ記には掲載しなかった作品達のお話" でございます…。

つまり『プレイ記"闇話"』とは、『闇に葬られたプレイ記の話』と言い換えてもいいでしょう。
それではいったい、どのようなプレイ記達が闇に葬られてきたのでしょうか?具体的な作品名等を出すことは控えさせてはいただきますが、いくつかの例を語らせていただきたいかなと思います。

これより先は闇の中…

さてさて、ここより先は闇の中へのご案内…どうぞ部屋を明るくして、画面から適度に離れて読み進めていただけますと幸いです…

●【ナビつきレッスン】
ほとんどの方がゲームを立ち上げて最初に触れたであろう《ナビつきレッスン》、そのレッスンで作れるいくつかのゲームがありますよね。全くのプログラミング初心者でも簡単なゲームが作れてしまう素晴らしいレッスンなのですが…
投稿された作品の中に、そのレッスンで作れるゲームとの違いがほとんどみられない作品があるのですよね。
 
いや、そういえばレッスン内で「公開してみましょう!」みたいなことを言われた覚えがありますので、そういった作品があるのは理解できますし、もちろんそれ自体は普通にゲームと呼べるものではあるのですが…単純に、私がコメントに困ります(笑)
残念ながら私の語彙力では、すでに見たことがある作品とほとんど変わりのない作品に対して、新たにコメントを付けていく事が非常に難しいのです。
コメントするのが難しいのであれば、いっそのことプレイ記には載せないでおきましょうかねと…いきなりかなりの手前勝手な理由で恐縮なのですが、あくまで趣味でやっていることですので、どうかご容赦いただけますようにお願いします。
●【難解】
はじプロには実に多種多様な作品がある訳なのですが、その中には…
「ちょっと私には難解かな~…」という構成のものがあったりします。
 
シュールと言えばいいのか、何といえばいいのか…もちろん表現には色々なものがあって然るべきなので、その表現に対して私の知識・理解が追いつていないだけだと言えば全くその通りなのですが…残念ながら、「これは…いったい何なのだ?」と思ってしまうこともあるのですよ。もちろんコメントにも困ります(笑)
 
そういえば、作品の大部分がシュールであったとしても、とりあえずクリア条件があれば、「あ~、ゲームしたな~」と、強制的に納得させられてしまう気がするのです。
最後まで意味不明だったという印象となってしまう作品は、"クリア条件がない"という作品だったようにも思います。
そういう意味ではクリア条件を作るってとても大事なのかもしれませんね。
●【クリア不可能】
始めに断っておきたいのですが、この項目に含まれる作品には、"単に難易度の高いゲーム"は含まれておりません。それはただ単に、自称ゲーム下手な私がクリア出来ないということでしかありませんので。しかし、たまにはこう思ってしまう作品もあるのですよ…
「これ、人類にはクリア不可能じゃね?」とね。
 
失礼、"人類"は主語を広げ過ぎですね(笑)ここは「少なくとも私には~」に訂正させていただきます。もう少し具体的な内容に換えますと、
 
"あまりにも早い操作速度を要求するゲーム"と
"クリアが想定されているのか分からないゲーム"
 
がこれに該当します。
 
前者は、これはあくまで私的基準ではあるのですが、
"0.2秒未満の操作を要求するゲーム"はクリア不可能と判断する傾向にあります。
「できればもう少しだけ、衰えた脳や指にも優しい設定にしていただけたらな~…」と、あくまで個人の感想ではそう思ってしまう事もあるのです。
 
後者は、もしかしたら本当は攻略法が設定されているのかもしれませんが、
"最終的にガレージまで覗いてみても攻略法が全く想像できないゲーム"は、勝手ながらクリア不可能と判断させてもらっています。
"ゲーム内でクリア(勝利)まで行ける方法"の事を、私の中では《勝ち筋》という言葉で呼んでいるのですが、プレイしていても勝ち筋が見えてこないゲームって、単純につまらなく感じますよね…おっと、これはクリア不可能かどうかとは直接的には関係のない話でした(笑)
●【意地悪】
意地悪に感じる基準って人それぞれですよね。それに少しばかりの意地悪はゲームにとって程よいスパイスとなって、ゲーム体験が良くなるという事ももちろんあると思います。しかしまぁ…
「これはちょと個人的には許せないかなぁ~…」ってありますよね?というお話です。
 
例えばこんな作品がありました。ゲーム内で指示された方法に従っているのに、全然クリア出来る気配がない。こうでもない、ああでもないと試行錯誤を続けながら、しばらく時間が過ぎていったその後に…
なんと、「実は全て嘘でした(意訳)」というメッセージが現れたではないですか!!
このメッセージが現れるまでのその間、私は全くの無駄な努力をさせられていた訳なのです。
 
ゲームをする時、その間はどうしても時間を消費します。何に時間をかけるのかを自分自身で選択したならば、それはもちろん全て本人の責任ではあるのですが…
時間を消費しても後悔はなかったと言える為に、あくまでそれが"クリアに少しずつでも近づけていた時間だった"と、私にそう納得させて欲しいのです。
それが「それはどうあがいてもクリア出来ない、全くの無駄な時間でした」と言われてしまうと…う~ん、どうでしょう?皆様はどこまでの意地悪なら許せると思いますでしょうか?
●【苦行】
"操作が気持ちいいゲーム!"これって最高ですよね。もちろんゲームの種類にもよりますが、操作はなるべく気持ちが良い方がいいものだと、私はそう信じております。でもたまにあるんですよね…
操作が「気持ちよくないな…」と思ってしまうゲームが。
 
こんなことがありました。ある作品の中で指定された操作をするも、出来ると説明されている動作がどうしても出来ず、悪戦苦闘、四苦八苦。ついには「もしかしてクリア出来るようになっていないのかな?」と思い始めていたその時、唐突にふっとその動作が出来たのです。しかし、操作していたはずの私自身が、何が起こったのか理解ができない。もう一度やってみようと挑戦しても、やはり全然動作が出ない…。
 
ここから先はあくまで憶測になるのですが、
どうも作者様が"たまたま"出来てしまった操作をそのままゲームに組み込んでしまっているのが原因のような気がしています。
もちろん「その不思議な操作性を楽しんでもらいたい!」というのが趣旨の設定とも考えられますが、そんな想いはつゆ知らずにプレイしてしまった私にとっては、「うーん…これは、苦行かな~…」というのが残念ながら正直な感想だったりしますね…。
 
しかし考えてみると、たとえ私には難しくたって、作者様自身の操作ではその動作が100%出来ていたという可能性はあるのですよね。やはり私がゲーム下手なだけなのかも…?
●【破壊者】
まず始めに、衝撃的な事実からお伝えしようと思います。実は《はじプロ》というゲームは…
Switchを物理的に破壊する力を持ってしまっています。
 
具体的な方法を語るのは避けますが、このような例がありました。ある作品の操作説明に従い、Switchを書かれていた通りにセット。そしてそのままゲームを進めてみたところ…
ジョイコンが激しく振動、さらにはその振動がずっと止まらず、危うくSwitchが破壊されるかという状態に陥りました…!
比較的すぐにゲームを中断するという行動がとれましたので、破壊までには至らずに済みましたが…。
この一件により、私は"はじプロ"がSwitchを破壊するかもしれないゲームであることに気づいてしまい、個人的にはかなりの衝撃を受けたのです。
 
他にはこんな例もあったりします。ジャイロセンサー。これはジャイロセンサーそのものに危険があったという訳ではないのですが、ジャイロセンサーをプログラムに組み込んだ上で、「本体を放り投げろ」というような説明がなされていた作品を見たことがあります。さすがにこのレベルだと素直に従ってしまう方もどうかしているとは思わないでもないですが(笑)
 
しかしながらこのように、《はじプロ》は遊びの自由度が非常に高いゲームソフトであるが故に、作者様が意図したかしていないかにかかわらず、遊ぶ人を害してしまう危険性も持ってしまっているということなのです。
"破壊者"となるか、そうならないか…それはきっと、最終的にはプログラマー1人1人のモラルや思慮深さに頼る他はないのでしょうね。

おわりに

いかがでしたでしょう?これら『闇に葬られたプレイ記』は、はっきりと申してしまいますと、勝手ながら私が"人にお勧めすることは出来ない"と判断したということになります。

そしてもしかしたらすでに気が付いておられる方はいらっしゃるかもしれませんが、実はこれらの"闇話"で語られた"お勧め出来ない特徴"は、先に開催させていただいたコンテスト"きゃべつ杯feat.ひばりミカン"の応募要項や評価観点の一部にも盛り込ませていただいていたのです。

参考:
「きゃべつ杯feat.ひばりミカン大会概要」
https://geocities.imawamukashi.com/oct2022.html

「きゃべつ杯feat.ひばりミカン評価観点一覧」
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1eGCdcgKG9doLBjaUd9a9B7kZwAOMzHsTBsqXUvAc8pY/edit?usp=sharing

これらの基準の中には、私が実際に体験した事例を元に策定された項目があったのですよという、これはちょっとした"裏話"でございました。

それでは『プレイ記"闇話"』はそろそろこの辺りで終わりにさせていただこうかと思います。このような拙筆にお付き合いいただきました心暖かい皆様に感謝の気持ちを込めさせていただきながら、ここはいつもプレイ記風に、こう書いて締めさせていただこうかと思います。

「それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました!」

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