私は文系の大学を卒業し、エンジニア未経験として入社しました。
入社時、最初に苦労したのは、何から学べば良いかが分からないという事です。
幸いにも自社では手厚い技術研修がありましたので、自分の中でこれから仕事をしていきたい分野だったり、深めていきたい分野という指針を定める事ができました。
ただ、現在、入社時を振り返るともう少しエンジニアとしての基礎の部分を学べば良かったなと感じる事がありますので、当時の自分へこれだけは見とけ!と紹介したくなるような技術を体系的に学べる企業の研修資料をご紹介します。
読者の方も私と同じように思わないためにも、少しでもみなさんのお力になれれば幸いです。
(昨今、様々な技術書が発売されていますが、今回は敢えて企業の技術研修資料をご紹介するといった観点でこのQiita記事を書いています。)
GMOペパボ株式会社
最初にご紹介するのは「GMOペパボ株式会社」の新人研修資料です。
深さより広さを重視。
Webサービスを開発する際に必要となる技術の引き出しを増やす。
GMOペパボでは研修の目的として上記引用のように掲げている事もあり、1つの技術を深く学ばさせるのではなく、幅広い分野を学ぶことができます。
こちらのサイト内では、フロントエンド研修/コンテナ研修/機械学習研修などと資料が分けられて作成されており、研修の目的や構成も記載されているので、作成した方の思いを感じられながら勉強する事ができます。
株式会社リクルート
次にご紹介するのは「株式会社リクルート」のエンジニアコース新人研修の資料になります。
こちらの資料は、クラウドエンジニア向けとなってしまうのですが、AWSとは?から始まり、実際にハンズオンで手を動かしながら学べる内容となっています。
また、1サービス1サービスについて図なども交えながら説明が進んでいくので、AWS初心者の私が見ても分かりやすい内容となっています。
追記:
2022年度版の資料ですと、ハンズオンでWebアプリケーションを作成する内容となっていますので、ソフトエンジニア向けの資料となっています。
株式会社MIXI
最後にご紹介するのは「株式会社MIXI」の技術研修資料です。
こちらの資料は、アプリ開発やデータベースだけでなく、Git研修もあり、エンジニアとしての基礎知識を網羅しているのではないかと感じられるぐらいの研修内容となっています。
また、研修動画も掲載されており、文字だけでは伝わりづらい内容も動画を視聴すれば理解が進むと思います。
おわりに
今回、ご紹介させていただいた以外にも多くの企業で無料公開されている資料がありました。そこには社員さんのアツい思いも記載されていたりと、どれも研修意欲が増す内容ばかりでした。
他の企業さんはどのような研修を行っているのか気になった方もぜひ調べてみると、新しい発見があるかもしれません。