Tencent CloudのIMサービスとは
Tencentは2019年7月、日本でクラウドサービスを展開しました。
Tencent IM(Instant Messaging)は億級のQQユーザーのリアルタイム通信テクノロジーを搭載しています。
大きな特徴としてはAndroid、iOS、Web、ミニプログラム(Wechatでインストール不要の軽量アプリ)、PC、Macなどマルチ端末のSDKを提供しています。簡単に各プラットフォームのアプリを開発できます。
この記事ではTencent Cloud IMサービスを試しました。
前提条件
- Tencent Cloudアカウントを持っていること
Quick Start
IMコンソールでIMアプリを作成
IMアプリを作成する
任意の名称を入力する
しばらくすると、IMアプリを作成できました。
SDKAppIDとプライベートキー(第三者に漏洩しないように!!!)を確認する
コンソールで作成したIMアプリをクリックすると、SDKAppIDと秘密鍵を確認できます。
iOSアプリを試します。
SDKをダウンロード
GithubでSDKをダウンロードします。SDK
SDKAppIDとプライベートキーを設定
ダウンロードしたフォルダのiOS/TUIKitDemo/TUIKitDemo/Debug/GenerateTestUserSig.h
のファイルを先に確認したSDKAppIDとプライベートキーを書き替えます。
ちょっと注意してもらいたい:今回のdemoがSDKAppIDとプライベートキーをアプリに設定しましたが、実際の運用の時にサーバに設定します。なぜかと言うと、アプリをデコンパイルしてしまうと、第三者にプライベートキーが漏れてしまいます。
iOSアプリをコンパイル
1.ターミナルでpodバージョンを確認
pod --version
バージョンが1.7.5より古い、またはpodがインストールしていない場合は下記のコマンドで更新またインストールします。
gem sources --remove https://rubygems.org/
gem sources --add https://gems.ruby-china.com/
//pod install
sudo gem install cocoapods -n /usr/local/bin
sudo xcode-select -switch /Applications/Xcode.app/Contents/Developer
//update pod local library
pod setup
2.ImSDKライブラリを追加します。
cd iOS/TUIKitDemo
pod install
3.手順2が失敗した場合,ローカルのCocoaPodsを更新します。
pod repo update
4.iOS/TUIKitDemo
のフォルダにある```TUIKitDemo.xcworkspace```` を開いて、アプリをビルドします。
Androidアプリを試します。
SDKをダウンロード
GithubでSDKをダウンロードします。SDK
SDKAppIDとプライベートキーを設定します
Android/app/src/main/java/com/tencent/qcloud/tim/demo/signature/GenerateTestUserSig.java
のファイルにSDKAppIDとプライベートキーを書き換えます。
Android Studioでアプリをビルドします。
いよいよできました。作成したiOSとAndroidアプリでチャットしてみます
文字、音声、動画も対応していますね!!!
終わりに
**感想:**SDKが多く機能を搭載して、コミュニケーションアプリを簡単に作れます。