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VTL_on_FPGA[その2 GAME86インタープリター]

Last updated at Posted at 2018-07-07

#効能
 VTL_on_FPGAのGAME80コンパイラーをパソコン上で動作させることが出来ます。
#元ネタ
 スクラッチからでは能力的にも時間がかかりそうなので、下記サイトのものを使わせてもらっています。
 Linux用なので、IOをWindowsにちょこちょこと書き換えて動かしています。
 VTLソースの編集は外部エディタで行うので、ラインエディタ系は動かない可能性大。
  [たけおか ぼちぼち日記]
 ※許諾については記載が無いので、黙って使わせていただいておりますが、問題あれば取り下げます。

#GAME86インタープリター
 ソースはここに上げています。
 [GAME86]
 VS2017(無償版)でコンパイルしており、「game86.sln」でコンパイルできるはずです。
 VS2017無い場合も、へんな命令は使っていないつもりなので、その辺のコンパイラでも可と思う。
 それもめんどうな場合は「game86.exe」を起動してみてください。
 ※但し、「誰も使っていない怪しいソフト」として、ノートンなどがクレームをつける恐れあり。

 起動すると下記が表示されます。
 「ESC」キーで実行中の中断、「\」キーで終了します。
VTL及びGAME-IIIのコマンドを打ち込むと実行できます。

--- VTL_on_FPGA Interpreter ---
G>>

#改変、機能追加

 GAME86に、VTL_on_FPGAとして機能させる為に下記機能に変更、追加を行っている。
 1.配列は標準では16ビットモードで動作  A:0) -> 8bit A(0) -> 16bit A[0) -> 32bit
 2.行の途中からのコメントを許容。※判りやすくなる

    10 A=$1000 * 開始番地  <- 「*」以降はコメントとなり、実行されない。

 3.ソース格納エリアを2分割(コンパイラとコンパイルターゲットソースを格納)するコマンドを追加。
  [P0 メモリアドレス $0000 - $7FFF コンパイルターゲットソースを格納
  [P1 メモリアドレス $8000 - $FFFF GAME86上で動作するコンパイラ(GM80)を格納
 4.デバッグコマンドとして[Txを追加。
  [T0 デバッグコマンド([T1 - [T3)を無効化
  [T1 トレース実行(実行中の行番号を表示)
  [T2 ステップ実行(行番号毎に中断)
  [T3 ブレーク有効(ソース中に !! マークが有れば中断)
  ※中断後に、](+ret)で再スタートする。
 5.プログラムのロード、セーブ
  [LO xxxx ファイルxxxxからプログラムをロードする。
  [SA xxxx ファイルxxxxにプログラムをセーブする
  [L0 xxxx ファイルxxxxからプログラムを、[P0にマージしながらロードする
  [L1 xxxx ファイルxxxxからプログラムを、[P1にマージしながらロードする
 6.FPGAへの書き込み支援
  [MR xxxx ファイルxxxxにVTL機械語を、verilogソース形式で格納(但し32bit)
  [MM xxxx ファイルxxxxにVTL機械語を、mif形式で格納(但し32bit)
  [MH xxxx ファイルxxxxにVTL機械語を、バイト形式で格納
  [MC xxxx ファイルxxxxにVTL機械語を、coe形式で格納(但し32bit)
  [CW クリップボードにVTL機械語を、バイト形式で格納
  ※[MHでFPGAに機械語を受け渡す、[CWはデバッグ時に使用
  ※32bitモードは、今回は使用しない
 7.コンパイル操作支援
  (1)[¥¥ VTL_on_FPGAに必要なソースをすべてロードし、コンパイルを実行
   "[P0 [LO gm80\gm80.gm [L0 gm80\moni.gm [L0 gm80\bios.gm [L0 gm80\gm80ovf.gm [P1 [LO gm80\gm80.gm [L1 gm80\gm80ovp.gm #=1"
  (2)[@@ VTL_on_FPGAのモニター部分をロードし、コンパイルを実行
   "[P0 [LO gm80\moni.gm [P1 [LO gm80\gm80.gm #=1"
  (3)[[[ test.gmをロードし、コンパイルを実行
   "[p0 [LO gm80\test.gm [p1 [LO gm80\gm80.gm #=1"
 8.グラフィック(20180722追加)
  拡張IOに合わせたグラフィックが表示可能です。
  <$18=1 ウインドを表示。
  <$18=0 ウインドをリフレッシュ
  <$15=XX X座標を指定
  <$16=YY Y座標を指定
  <$18=CC 指定した色を表示(但しWinではリフレッシュが必要)
#GAME86の文法
[GAME86 Compiler for MS-DOS 1.00C記]より
 ※インタープリターは上記URLとは別物です。

    <行番号>   1 ? 32767
    <10進定数> 0 ? 65535
    <16進定数> $0000 ? $FFFF
    <文字定数> "文字"
    <変数名>   A ? Z または冗長形(ABC等 先頭1文字が有効)
    <1バイト配列> ::= 変数名 ( <式> )
                      変数の値 + 2 * 式の値 のアドレスの内容を値とする.
    <2バイト配列> ::= 変数名 : <式> )
                      変数の値 + 式の値 のアドレスの内容を値とする.
    <定数> ::= <10進定数> | <16進定数> | <文字定数>
    <変数> ::= <変数名> | <1バイト配列> | <2バイト配列>
    <式> ::= <項> | <項> <二項演算子> <項>
    <項> ::= <定数> | <変数> | <配列> |( <式> )| <単項演算子> <項>
    <二項演算子> ::= + | - | * | / | = | <> | < | > | <= | >=
                    比較演算 は 真:1, 偽:0の値を取る.
    <単項演算子> ::= - | + | % | ' | #
                     + は絶対値, % は直前に実行した除算の余り,
                     ' は乱数, #は否定.
    <行> ::= <行番号> スペース <文> [ 空白 <文> ] 改行
             | <行番号> スペース以外の文字 コメント 改行

    <文>
        <変数>=<項>     変数への代入
        #=<項>            <項>の値の行番号の文にジャンプ(GOTO)
                          行番号がなければ行番号より大きい最初の行へジャンプ
        #=-1              プログラムの終了(END)
        !=<項>            <項>の値の行番号のサブルーチンへジャンプ(GOSUB)
        ]                 サブルーチンから戻る(RETURN)
        ;=式              式の値が真の場合は次の文に進み,
                          偽の場合は次の行を実行.
        @                 DO
        @=(式)            UNTIL
        変数=初期値,ステップ FOR
        @=式              NEXT
        /                 改行出力
        "文字列"          文字列出力
        ?=<項>            <項>の結果を数値出力 左詰め
        ??=<項>           <項>の結果を数値出力 16進4桁
        ?$=<項>           <項>の結果の下位1バイトを数値出力 16進2桁
        ?(n)=<項>         <項>の値の数値出力 n桁で右詰め
        $=<項>            <項>の値の下位バイトを文字コードとする1文字を出力
        .=<項>            <項>の値の下位バイトの数だけ空白を出力
        '=<項>            <項>の値で乱数シードを設定
        <変数>=?          10進数値を入力して変数に代入
        <変数>=$          1文字を入力して変数に代入

その他

 とりあえず動いているのレベルであり、状況によっては動かない可能性が有ります。
 上記記載のハード、ソフトは無保証であり、各自の責任においてご利用願います。

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