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フロントエンドの責務と会社員の責務

Last updated at Posted at 2022-12-28

はじめに

エンジニアを始めてはや 4 年(いろいろ無駄な時間も過ごしたので実質 2 年)経ち、
現在フルリモートフルフレックスの会社でフロントエンドエンジニアとして従事しています。

そんな中で、自分が関わるプロダクトを進めていく上で改めてフロントエンドが持つ責務と会社員の責務(社会人としての責任のような当然のところは置いておいて)について考える機会があったので、
今回はそちらについて自分なりに思ったことを書いていこうと思った次第です。

各スコープごとの目標と社会貢献

いきなり責務から横道にずれますが、職務に関係なく、どの会社に所属していても

  • 会社としての目標
  • 所属している部署としての目標
  • 個人の目標

上記のような目標に関して目にする方はおそらく多いのではないかなと思います。
これらはそれぞれスコープに違いはあれど、これらは最終的に社会への貢献というところに行き着くと思います。
上記の目標達成は、会社として利益を出すためという直接的な結果へのアプローチに繋がっているとは思いますが、
"会社として利益を出す"という行為は"社会への影響力を持つ"ということであり、すなわち社会への貢献なのかなと思います。

そして上記の目標を達成するために必要な、個々人が持つべきものが責務ではないのかなと私は思いました。

それぞれの責務

会社員isRPG

前述した目標で説明した内容について、"会社としての目標"や"所属している部署としての目標"は基本的に経営者やステークホルダー、
マネージャーなどが決めている内容にはなりますが、"個人の目標"は当然個々人が決めているものになります。

すごく噛み砕くと、一連のプロセスはRPGゲームのようなもので、

  1. 会社に入る
  2. 目標を設定する
  3. 目標達成のために頑張る
  4. 目標を達成する
  5. 業務をする
  6. 会社に貢献する
  7. 社会に貢献する 

といった流れは

  1. 冒険の旅に出る
  2. ボスを倒そうとする
  3. 装備を集める
  4. 強くなる
  5. ボスに挑む
  6. ボスを倒す
  7. 世界を救う

みたいな感じなんじゃないのかなと。

つまり個人目標の内容が何であれ、達成までの内容はあくまで装備アイテムの1つであって、最終的な目的は会社に寄与し、会社への貢献≒社会への貢献をすることではないかと自分は考えます。

例えば、新しいフレームワークやツールのインプットをする、ということが目標の一部になっていた場合、インプットした知識はその知識を以ってどうプロダクトに影響を与えることができたか(実業務に於いて効果を発揮できたか)になるわけです。
つまり、やや乱暴かもしれませんが"目標"と"会社への貢献≒社会への貢献"をつなぐ為に必要な手段が"責務"となるのではないでしょうか。

前置きが長くなりましたが、こちらを踏まえた上で"責務"についてお話しできればと思います。

フロントエンドとしての責務

上記のようにRPGで例えた場合、"フロントエンドエンジニア"というロールはそのままですが"ジョブ"ですよね。
F○ライクですが、白魔道士だったら周りの人を癒すのが生業だし、竜騎士だったら周りの敵を槍で倒すのが生業なわけです。
これがフロントエンドだったら、フロントエンドの設計や構築を行うのが生業ですよね。
全部挙げるとキリがないですが、環境がモダンでもレガシーでもだいたい共通しているのは

  • UI設計
  • アニメーションの作成
  • APIとの連携
  • コードレビュー
  • 導線の設計
  • テスト

人によって多少異なりますが、このあたりなのかなと思います。
ただ本当にこれだけしかできないと、ただ作業ができる人になりますよね。
RPGだったら一人でレベル上げして装備強くしてソロでボスを倒したり、なんてことできると思いますが、RPGでもすごくハードですし、当然会社員をやっているとそうはいかないわけです。
そこで必要になってくるのが、会社員としての責務になります。

会社員としての責務

また同じようにRPGで例えた場合、"会社員"というロールは"冒険者"という少しマクロなスコープになります。
冒険者は冒険をするのが生業ですが、ボスを倒すにはパーティを組まなきゃしんどいですよね。
パーティを組むにはパーティメンバーにしたい人と話をしなきゃいけないし、パーティを組んだ後はパーティメンバーと連携をとらないとボスには勝てません。
同じように、会社員は

  • 他部署のメンバーと合意形成する
  • 進捗状況を伝える
  • 問題点を共有する
  • 相手のことをリスペクトする

などが必要になってくると思います。
フリーで仕事をする場合、ものによってはエージェントを通したりすることでコミュニケーションは最低限で済んだりすると思いますが、
その場合はRPGで言うところのギルドから仕事を斡旋してもらうようなものなのかなと思います。

結局言いたいこと

会社員として会社に所属するからには、前述した通り職種の責務会社員の責務の両方を果たさなければ、うまく会社に貢献することはできませんし、
いい影響も与えられないと、個人的には思っています。
今までエンジニアってこんなに色々なことやらなきゃいけないの?なんて思っていたこともありましたが、自分の職種がやらなければいけないことと、会社員としてやらなければいけないことを精査することで、会社に、社会に貢献するために何が必要か、何をすべきかはかなりクリアに見えてくると思います。
上記を意識して普段の仕事に取り組むと、より会社に良い影響を与えられる人材になるのではないのかなと思いました。

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