はじめに
自宅のMacbookから会社のWindowsPCにリモート接続して操作する環境で働くこととなりまして、
Macユーザーとして快適にキーボード操作するために試行錯誤した現在の結果を投稿させていただきます。
環境
- MacBook Air (Retina, 13-inch, 2020)
- macOS Big Sur バージョン11.6
- Amazon WorkspacesでWindos(デスクトップ)へリモート接続
事前準備
AutohotkeyをWindows PCへインストール
Autohotkeyとは、ホットキーへの機能の割り当てなど常駐ソフトの作成に特化したスクリプトエンジンです。( Autohotkey Wikiより)
要するに、キーボード設定をあれこれいじることができます。
実現したい操作
- macのcontrol + A で行頭へカーソル移動(VSCodeのcursorHome)
- macのconrtol + E で行末へカーソル移動(VSCodeのcursorEnd)
- macのcontrol + D でDelete
- macのcontrol + K でカタカナ変換
- アクティブウィンドウを左寄せor右寄せする操作(Windowsのwindowsキー + ← or →)
macで慣れてからwindows使おうとすると、上記のあたりの操作ができず非常にストレスでした。 特に行頭行末移動が必須だと思うのは私だけではないはず…!
というかwindowsユーザーの人はHomeキーやEndキーをそのまま使っているんだろうか。使いづらくないんだろうか。
行う設定
Windows側
Autohotkeyにて以下のスクリプトを実行
# InstallKeybdHook
# UseHook
F1:: Send,#{Left}
F3:: Send,#{Right}
Alt & A:: Send,{Home}
Alt & E:: Send,{End}
Alt & K:: Send,{F7}
Alt & D:: Send,{Delete}
色々試行錯誤しましたが、上記に落ち着きました。
アクティブウィンドウを左寄せはF1, 右寄せはF3で行うようにしています(他にいいキーが無かった…)。
F2はWindowsでファイル名変更でよく使うので外しました。
ご自身でアレンジされる際は、Autohotkeyのキーリストをご参照ください。
mac側
システム環境設定 → キーボードから以下設定。
(macbook単体で使用するときはこの設定は戻さなければいけないのがネック。)
- F1, F2などのキーを標準のファンクションキーとして使用(これはF1, F3を使いやすくするためです)。
- 修飾キーから、control → option へ(optionキーがwindowsでAltとして認識されているため)。
以上!
これで個人的に最低限必要な設定はできました。
可能なら今後実現したいと思っていること
- 上述の通り、mac側の設定をwindows使用時とmac使用時とで変えなければいけないのを解消したい。
- macのcmd + shift + ← or → で行全体を選択する操作(VSCodeのcursorHomeSelectとcursorEndSelect)も実現したい。