配布ポイント内の孤立したパッケージが、クライアントに配布され続ける事象が発生した。
孤立したパッケージはConfiguration Managerのコンソール上から操作が一切できないため、SCCMの管理ツールを利用して対処する方法を記載する。
環境
- ConfigurationManager 2010
パッケージの確認
サイトサーバ上で下記フォルダ内の「ContentsLibraryExplorer.exe」をダブルクリックで実行する。
C:\Program Files\Microsoft Configuration Manager\tools\servertools
入力画面が求められるので、対象の配布ポイントをFQDNで入力すると、
配布ポイントに登録されているパッケージと、孤立したパッケージが表示される。
※孤立したパッケージは、下記のようにパッケージ名の右側に(*)が付与されている。
参考:コンテンツライブラリエクスプローラー(Microsoft-Docs)
孤立したパッケージの削除
コンテンツライブラリのクリーンアップツールを利用して、サイトサーバのコマンドプロンプトにて下記コマンドを実行
# ContentLibraryCleanup.exe /dp [配布ポイントのFQDN] /delete
上記コマンドを実行しても、すぐにパッケージが削除されるわけではなく、削除対象のパッケージ(孤立したパッケージ)の確認が随時求められるため、[y]を入力してEnterを実行していく。
参考:ContentLibraryCleanup.exeに関しまして(TechNet)
パッケージの再確認
「ContentsLibraryExplorer.exe」を再度開きなおすと、孤立したパッケージが表示されなくなっている。
参考
展開パッケージから個別でコンテンツを削除した時の配布ポイントの挙動
※今回の内容とはずれますが、非常に参考にさせて頂きました。