こんにちは。Web系のベンチャーで新卒1年目~2年目にかけて3ヶ月ほど、スクラムマスター(本開発部は小規模のため、スクラムイベントは一部のみ行っています)を担当していたエンジニアです。
所属している会社は、新卒でも様々な領域に挑戦できるような環境であるので、以前からスクラムマスターを担当しています。
また本記事は前提として、スクラム開発について知識が殆どないような人にも分かるような内容を書いています。
それでは、本文に入ります。
見出し
今回、エンジニア兼スクラムマスターを4ヶ月担当し、経験して良かったことを2つ挙げます。それは以下2つです。
- 自分の振る舞いを見直す習慣
- 開発しているサービス全体としての視点を持つ習慣
これは今振り返ると、個人ではどうしても修正することが難しい部分であったと強く感じたため、ここに書くことにより、上記2つを意識するきっかけとなったり、新たにスクラムマスターをしようと考えている方の後押しになればと思っております。
それでは以下、各内容の詳細を見ていきます。
詳細
自分の振る舞いを見直す習慣
まず、スクラムマスター含めファシリテーターは本来、会議を円滑に進める役割である必要があります。なので、その司会者に問題があると出席者は不要なことに気を取られてしまうため、その議題上の目的を短時間で達成することができません。
ですが私の場合、業務上の他のタスクで問題があった場合、その内容を引きずるなどして、スクラムマスターとしての役割を果たすことに支障が出ていました。つまり、スクラムマスター時に自信がないことが行動にまで滲み出ているようで、それについて指摘を受けることがありました。なので、「自分が役割を果たすこと」にのみ意識を集中させ、不要なことに気をとられないために、「自身から出てくる不安」や「議題にとって不要な意見を拾わない」といった気を取られないための習慣が必要でした。スクラムマスターを行うことにより、そういった習慣付けがより身につくと思います。
開発しているサービス全体としての視点を持つ習慣
新人は学ぶべきことが多く、キャパが溢れる状態が続くことが多いと思います。ですが、これにかまけて視野を狭くしていると、チーム全体でどのような開発プロジェクトが進んでいるのか、事業部内で1つのサービスがどのような開発内容で進んでいるのかの視点が抜け落ちてしまいます。なので、自分が全体のどの部分の開発を担っているかの視点が抜け落ちると、自分で開発の仕様(文言や機能)を決めるときには正しく決められない、外部の人に機能を説明するときには伝えられないといった問題が生じてしまいます。
それがスクラムマスターを担当することによって、「ある話題が出たとき、詳しそうな方にお話していただこう」という意識を持って業務時間を過ごすようになるため、スクラムマスターを担当する前より、各人の開発内容を鮮明に記憶しようと意識を持った生活することができます。このような視点で生活しているとサービス全体としてのどの開発がどのように動いているかも自然と考えられることにも繋がるため、上記に挙げた問題も解消されます。
また、こういった思考や行動は「自分が相手方に貢献できる部分は何か」「相手方にお助けしていただけそうな部分は何か」なども習慣的に考えられるようになるため、今後も様々な場所で活きそうだと感じます。
まとめ
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
上記2つはいずれも、所属している事業が求めるレベルには達していないので、内容は参考程度によろしくお願いいたします。
エンジニア兼スクラムマスターということもあり、エンジニアの役割・スクラムマスターの役割を一つの議題の中で使い分ける必要もあり、上手く行かずお助けいただいたことも多分にありますが、個人としては今後の社会人生活に活きる、良い経験となった感覚が強くあります。
これで以上となりますが、上記の部分で気になる点などがある方は、コメントいただけると助かりますのでよろしくお願いいたします!