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OSM ベクトルタイルを LDC, LLDC, SIDS とともに

Last updated at Posted at 2020-05-04

これは、国連ベクトルタイルツールキット (UNVT) の新たな活動の報告です。

オープンストリートマップ・ファウンデーションの Allan Mustard (apm-wa) 議長が4月18日に発表した Summary Report on OSMF Chair's Outreach Jan-early Apr 2020 には、次の記述があります。

One respondent noted that there is nothing to stop local chapters or others from hosting vector tiles if they wanted to, and suggested encouraging local communities and chapters to experiment with vector tiles before the OSMF settles on a solution, should it decide to do so.

ローカルのコミュニティやチャプターがベクトルタイルの実験をすることを奨励する方向になっていくことが期待できます。この流れの中で UNVT は、多様な地図が最新の技術を享受できるようにする、と言う観点から、この実験を支援することができます。

国連での開発協力は、後発開発途上国(LDC)・内陸開発途上国(LLDC)・小島嶼開発途上国(SIDS)への協力を重視します。実際に、Unite Maps Initiative/UN Mappersは、ソマリアやコンゴ民主共和国のような国で展開しています。こういった国のデータは、現状において、分量が少ないと理解しています。分量が少ないからこそ、簡単に最新の技術に載せることができます。

ローカルのコンテキストを重視して、できる限りローカルの理解を獲得しながら、OSM を材料データとして使ってベクトルタイル協力ができないかと考えています。

ということで、試みにいくつかの国について変換をしてみました。この試みのシリーズのインデックスは、kokoromi に置いています。

Honiara, Solomon Islands

※スイスは LDC/LLDC/SIDS ではありませんが、コンパクトでありながら非常にデータ密度が高いエリアであることが分かっていましたので、ベンチマークをかねて変換してみました。その他についても、必ずしも LDC/LLDC/SIDS にこだわっているわけではありません。

変換をするためのツールセットである naru は、ベクトルタイルの生産・提供・設計・最適化の技術移転教材として完成させていきます。

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