国連スマート地図グループの活動の中での新たなアイディアのスケッチです。ChatGPTのサポートを受けています。
はじめに
「自由で開かれたパーソナルコンピューティング」ということを大切にしていきたいと思っています。個々のユーザーが制御可能なデータ環境を持ち、それを利用して自分自身や他者との相互作用を促進することで個人を通じて社会をエンパワーしていくことが重要であり、また可能であるように思います。私たちの日常生活やビジネス、社会組織のあり方におけるデジタルテクノロジーの役割が大きく変化している中、改めてパーソナルコンピューティングが重要であるように思っています。
この文脈において、地理空間情報の可視化はますます重要な役割を果たしています。特に、Observableベースのアプリケーションのように、サーバからもアプリケーションからも自由なウェブベースの地理空間情報の可視化スキルセットは有用であるように思います。このスキルセットの実装が、私たちが提唱する「Global Observer」です。
Global Observer
Global Observerは、Observableを活用して、完全にウェブベースで動作し、地理空間情報を視覚的に表現する能力を提供しています。ユーザーはどこからでも、さまざまなデバイスを通じて、リアルタイムで地理空間情報を観察し、理解することができます。
Smart Local
一方、私たちはglobal Observerと同時に、完全にローカルで動作する地理空間情報の可視化スキルセットも開発しています。これが「Smart Local」です。Smart Localは、Observable Frameworkをベースに構築されており、インターネットから切り離されたローカルな環境でも動作します。これにより、オフライン環境や閉じたネットワーク内での地理空間情報の視覚化が可能になります。
Extension Woderland
Smart Localの特長の一つは、ローカルなAPIとの連動が可能であることです。これにより、ユーザーは計算機負荷の大きなAPIやセンサ情報とSmart Localを統合し、地理空間情報をより効果的に活用することができます。Smart Localが持つこの特性を私たちは「Extension Wonderland」と呼んでいます。Extension Wonderlandは、現在のところ次の8つのポイントで押さえられると思っています。
1. Raspberry Pi 4Bの活用:
Raspberry Pi 4Bは、小さくて手ごろな価格なコンピューターです。この小さなボックスは、地理空間情報のマジックを起こすための基盤です。
2. USBベースのGPSアンテナ:
GPSアンテナは、Raspberry Piにつなぐだけで、位置情報を手に入れられる便利なガジェットです。これがあれば、どこにいても自分の位置を知ることができます。
3. Sense HATの活用:
Sense HATは、Raspberry Piにくっつけるだけで、気温や湿度、気圧などの情報を取得できる便利なセンサーです。屋外にせよ屋内にせよ、環境の温度が上がったり、空気が乾燥したりしたときに知らせてくれます。
4. モバイルバッテリーの統合:
モバイルバッテリーを使うと、Raspberry Piを持ち運びながらも電源を確保できます。これで、野外での活動や災害時の緊急対応にも役立ちます。これまでの実験によると、一般的なモバイルバッテリーで30時間以上の稼働ができる場合があることが分かっています。
5. HDMI接続:
HDMI接続を使って、Raspberry Piをプロジェクタや大型ディスプレー、あるいはテレビにつなげば、ウェブ地図を大きな画面で見ることができます。まるで地図を見ているような感覚を提供できる可能性があります。
6. Valhallaの統合:
Valhallaは、地図上でのルート案内やナビゲーションに使われるエンジンです。Raspberry Piにインストールすれば、どこへ行くにも道順を教えてくれます。
7. TinyLlamaの導入:
TinyLlamaは、オープンな大規模言語モデルです。Raspberry Piに入れておけば、地図の情報をすばやく引き出すことができる、といった使い方を検討していきたいと考えています。
8. Placemarkの導入:
最近オープンソース化されたPlacemarkを導入すれば、見るだけではなく、コーディングする必要もなく、ウェブ地図に書き込むという体験を提供できる可能性があります。
まとめ
Smart LocalとGlobal Observerは、それぞれの特性を活かしつつ、ユーザーに地理空間情報を新しい視点から理解し、活用する機会を提供します。このようなスキルセットの開発は、今後のデジタル時代において重要な役割を果たすことでしょう。私たちは、この取り組みを通じて、地理空間情報の可視化がより身近に、よりインタラクティブになり、より効果的に活用される未来を築いていきます。